2013年で4回目を迎える「かなざわ燈涼会(とうりょうえ)」は8月7日(水)~11日(日)に開催されます。大人の夏休みを過ごすに相応しい金沢の魅力を、第2回目のリポートでは「お寿司」を通じてお届けします。(第1回目の記事を見る)

鮮度抜群の魚介がリーズナブルに味わえるのは金沢ならでは

 回転寿司や立ち喰い寿司でさえハイレベル、といわれる金沢のお寿司。町の中心・金沢駅から至近に漁港&中央卸売市場があり、北前船が盛んとなった江戸時代中期以降から金沢の外港として重要な地位を占めています。

 また、全国的にも有名な金沢市民の台所・近江町市場には近海の獲れたて魚介が大量に並び、近頃では店先で牡蠣や海老を即食べられる、というようなパフォーマンスも増えています。鮮度抜群のたくさんの魚介がリーズナブルに味わえるのは金沢ならでは、というわけですね。このように恵まれた環境の金沢でいただくお寿司。今回は「鮨処 あいじ」のお寿司を初夏のネタでご披露。

「鮨処 あいじ」は金沢の飲み屋街・片町の少し奥まったところにある、カウンター8席のこじんまりとしたお店。席と席の間がゆったりとられ、白木のカウンターを中心に清潔感が漂います。

 のれんをくぐると、店主の下谷愛治さんが迎えてくれました。キリッとした仕事ぶりなのに穏やかな人柄が伝わってくる……。

 まずは金沢の老舗酒造メーカー・福光屋さんの「酒炭酸」をいただきます。シャンパングラスとマッチする微炭酸・低アルコールの日本酒。なめらかな女性好みの味ですね~夏にもってこい。

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2013.07.27(土)