今人気が高まっている女性だけのキャンプ。一見、ハードルが高く見えるけどコツさえつかめば実は気軽に楽しめる。

 そこで、自然大好きな女子ユニット〈noyama〉のキャンプに密着! 雄大な自然の中で、のんびり飲んで、食べて、おしゃべりすればリフレッシュすること間違いなし。この夏は親友といっしょに女子キャンプデビューしよう! 今回は1日目の「到着~設営」を紹介。

» 第2回 女子キャンプ 密着1日目「乾杯~夕ごはん」
» 第3回 女子キャンプ 密着2日目「起床~帰路」
» 第4回 [コラム]キャンプデビューおすすめスポット

特別なものではなく“普段の暮らしの延長”と考えて

「どちらかと言うとインドア派」「興味はあるけれど、女子だけだと準備が大変そう」――“キャンプ”と聞いて、こう思う人も少なくないはず。でも、自然が大好きで、いつしかアウトドアユニットとして結ばれた〈noyama〉の4人にとっては、キャンプは“日々の暮らしの延長”。

「到着したら、ビールで乾杯して夕食を作り、談笑して、就寝。朝起きたらコーヒーを飲んで……いわゆる休日みたいな、極めてゆる~いスケジュールです(笑)」(野川かさねさん)

「特別な準備は必要なく、道具や食器も家で普段使っているもので十分。心配ならレンタルグッズや便利なサービスを利用する手も」(髙橋紡さん)

 料理についても構える必要なし。

「みんなで前菜やメインを持ち寄って、わいわい作れるのもキャンプの醍醐味。普段以上にワイルドかつシンプルな一皿になるけれど、不思議と“空気”がおいしくしてくれますから」(山戸ユカさん)

 気の置けない女友達と寝床を確保して、火をおこし、食事を作り、食べては飲み、そして寝る――時間に追われる日々を離れ、太陽に合わせてシンプルに過ごす一日は、鈍っていた五感を不思議と研ぎ澄ましてくれる。そして、ずっと抱えていた悩みやストレスも、まっさらに浄化されていくのを実感できるはず。

「何はなくとも、まず、そこに行ってみることが大切。自然の中に身を置くことで、“鳥のさえずりが心地いいな”とか“星空がきれいだな”など、いくつもの感動に出会えるはずですよ」(しみずまゆこさん)

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2013.06.27(木)
text:Yukino Hirosawa
photographs:Kasane Nogawa

CREA 2013年7月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

癒しの森旅へ

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定価 670円(税込)