濃い緑の木々に覆われたウブドには、海側の街よりもゆったりとした時間が流れている。

 最近はオーガニックレストランや気取らないリゾートなども増えていて、癒しを求める働く女性には絶好のスポット。責任感や義務感なんて脱ぎ捨てて、森に身をゆだねて。そうすれば忘れかけた「本当の自分」を取り戻せるはず。

 そこで、バリで見つけたとっておきのデトックスリゾートを3回にわたって紹介。今回は癒されモードになるためのホテル。

» 第2回 スパで脱力タイム
» 第3回 至福のデトックスごはん

【バリ島概要】
正式名=インドネシア共和国 バリ島
通貨 ルピア1000=約11.8円、1ドル=103.6円(2013年5月22日現在)
国際電話 国番号=62 バリ島(南部観光エリア)市外局番=0361
※日本からかける場合は、(国番号)62+(市外局番から0をとった番号) 
休日 無休と表示した店でも、元日及びバリ島(ヒンズー教)の祝日は休業の場合もあるため、表示を省略しています
時差 -1時間 日本からのアクセス=羽田空港から直行便で約7時間30分
※料金には別途、税金とサービス料がかかることがあります

太陽の光が優しい朝と夕方は、空の下でゴロリ~

隠れ家ホテル、プリ スバトゥ リゾートのプールサイドで日光&森林浴

 ウブドの森にいると、いつもより早起きしたくなる。

 待っているのは、せわしない駅のアナウンスや雑踏なんかじゃない。

 薄く靄がかかった森に朝日が差し込み、湿り気のある柔らかい空気が全身を包んでくれる。

 熱帯の木々が生い茂げるウブドは湿度が高く、美肌効果はアジア随一。

 その無上の贅沢を満喫するために必要なのはただひとつ、「寝っころがる」。

 しかもバリのホテルには、プールサイドや、お部屋のデッキ、隠れ家バレなど、快適な寝っころがりスポットがいたるところに用意されているのだ。

 虫の音が聞こえてくる夕方にもまたゴロリ。橙、紫、青と色を変えていく空を眺めていると、知らないうちに体に入っていた力が、次第にすーっと抜けていく。

 大人になったからこそ楽しめる、最高の寝っころがる贅沢を思う存分堪能して。

<次のページ> まるで友達の家に遊びに来たような白壁のホテルへ

2013.06.30(日)
Photographs:Asami Enomoto
coordination:Chika Aomatsu(api-magazine)

CREA 2013年7月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

癒しの森旅へ

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定価 670円(税込)