[テーマ別] 気分に合わせて今すぐ読みたい
カフェ友文庫案内

 カフェでほっと一息つくとき、乗りものの中、あるいは料理の合間にキッチンで──文庫はいつでもそばにいてくれる友達のようなもの。シチュエーションに合わせたおすすめの文庫を紹介します。今回は「旅に持って行きたい」文庫。

» 第2回 愛を感じるラブストーリー
» 第3回 震えるようなスリルを味わう
» 第4回 優しい気持ちになれる

 今回のテーマは「旅」。旅行エッセイから、飛行機の時間を短く感じさせてくれる小説まで、旅のおともにぴったりの文庫を選びました。

『存在の美しい哀しみ』 小池真理子

「じゃあ、お元気で。またいつかきっと、プラハにいらしてくださいね」

 死の床にいる母から異父兄の存在を知らされた榛名は、兄の住むプラハへ旅立つ。そこに待っていたのは両親の過去と家族の真の姿だった。哀しくも美しい感動のストーリー。

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旅に持って行きたいおすすめ文庫

<次のページ> 『三匹のおっさん』 有川 浩

2013.04.06(土)
text:Kan Yanagibashi
photographs:Asami Enomoto

CREA 2013年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

春だから。気持ちいい読書

CREA 2013年5月号

完全保存版 今、読むべき最強442冊
春だから。気持ちいい読書

特別定価 690円(税込)