世界が認めたおもてなしの宿がある加賀、式年遷宮に沸く伊勢や出雲、海の恵みを満喫できる伊豆……今年訪ねたい街と名宿を一挙紹介。第2回は、美肌へと導く‟真珠体験”ができる、伊勢・鳥羽の「潮路亭」。

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[三重・鳥羽]
潮路亭

日本庭園を望む、プレミアムスイートの客室。額に飾られているのは伊勢型紙

生まれ変わった海辺のモダン旅館

 2013年は20年に一度の伊勢神宮式年遷宮の年。前回は約840万人が参拝し、今年はそれを超える人々がこの聖地を訪れるといわれ、今いちばん注目を集めている場所である。伊勢市とその周辺には旅館やホテルが豊富に存在するが、昨春リニューアルして以来、人気急上昇しているのが「潮路亭」。伊勢志摩の迎賓館として、国内外の賓客をお迎えしてきた鳥羽国際ホテルの敷地内にある、和のおもてなしを時代に合わせて進化させたリュクスな宿だ。

 一新されたインテリアには、明治から昭和初期の希少な伊勢型紙が飾られ、日本の伝統意匠が空間に品格を醸し出している。客室もオーシャンビューのモダンタイプから、風雅な庭園を望むプレミアムスイートまで、好みで選べるのがうれしい。

隣接する鳥羽国際ホテルの施設も利用可能。春はこのテラスが最高!

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photographs:Makoto Ebisu
text:Shojiro Yano