懐かしいバンコク、新しいバンコク

懐かしいバンコク、新しいバンコク

バンコク、天使の都の
ラグジュアリーホテルズ。(2)

 人々が神仏に祈り、屋台で舌鼓を打つその頭上では、高架鉄道や空中道路が超高層ビルを縦横に結ぶ。これだけ鮮やかなコントラストを描く都市は、他にない。現在の世界で最もエキサイティングな街、バンコクを徹底的に楽しみ尽くそう。

» 第1回 新しいバンコクを楽しむ 絶景&極上レストラン
» 第2回 懐かしいバンコクを楽しむ 絶景&極上レストラン
» 第3回 バンコク、天使の都のラグジュアリーホテルズ。(1)
» 第5回 南国の色彩にあふれた 魅惑のタイ・プロダクツ
» 第6回 バンコクで身も心も癒やすスパ&マッサージ

凡百の美術館を凌駕する驚くべきコレクション
ザ・サイアム

光を採り入れるアトリウムは、パリのオルセー美術館からインスパイアされた

 ここは、本当にホテルなのだろうか、博物館じゃないのか……。

 ザ・サイアムに飾られたおびただしい数の展示品を目にしたとき、誰もがそうつぶやくに違いない。

 漢代の兵馬俑、明代の陶人形、象牙の化石といった歴史遺産から、古地図やブリキのおもちゃなどのガジェットまで、すべてはオーナーたるスコソル一家が私財を投じて集めた正真正銘、本物のお宝ばかりだ。

左:遊び心に満ちた館内デザインを手がけたのは、ゴールデントライアングルの「フォーシーズンズ」でも知られるビル・ベンズレー氏
右:バー&ビストロ「デコ」から窓外のタイ式家屋を望む

 一大ホテル王国を築き上げたオーナーは、かつてはタイを代表するジャズシンガーとして活躍した女傑。そして、このホテルのクリエイティブ・ディレクションを務めるその子息は、著名なロックスターにして映画俳優でもある。少女漫画のような話だが、事実だから畏れ入る。

<次のページ> 多面的な魅力を放つ、新しいモードのホテル

2013.04.07(日)

photographs:Atsushi Hashimoto
realization & text:CREA Traveller & Satsuki Osawa
coordination:Toshiko Nishida

※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

CREA Traveller 2013年春号

同じテーマの記事

もっと見る

FEATURE

もっと見る

TRAVEL} 新着記事

もっと見る

  • X BRAND
  • ILTM
ページの上部へ