花粉症に効果が期待される
「ホテル日航大阪」のカクテル

じゃばらベースのカクテルは全5種類

サンテグジュペリの小説からその名が採られたホテル日航大阪2階のメインバー「夜間飛行」。クラシックな雰囲気の中、静かで満ち足りた大人の時間を楽しむことができる

 しばらく前から、その愛用者の声がきっかけとなり、じゃばらの持つ花粉症に対する効果の研究が始まった。2003年の日本食品化学工学学会の発表によると、じゃばらは、アレルギー抑制効果のあるフラボノイドをはじめとする成分が他の柑橘類に比べて非常に多いことが分かり、一躍注目を浴びることとなった。

 その効果に着目した「夜間飛行」のバーテンダーが、2011年2月より、じゃばら果汁を使ったオリジナルカクテルを商品化し販売を開始。初年度は400杯、飛散量がやや落ち着いた昨年は310杯のオーダーを受けた。

 じゃばらをベースとしたカクテルは、全5種類。ロングカクテルの「じゃばらカイピリーニャ」「じゃばらシャンパンモヒート」、フローズンカクテルの「フローズンじゃばらダイキリ」は各1700円、ノンアルコールカクテルの「じゃばらスカッシュ」「ホットじゃばらネード」は各1350円となる。販売期間は4月30日(火)まで。

 花粉症のわずらわしさを、邪気と一緒に払ってしまいたいものだ。