CREA世代はザルになりやすいという事実発覚

 収入は増えてきたのに貯蓄は増えない……と嘆くCREA世代が多い。

 無駄づかいが多い気はするけれど、お金の収支を見直すのも面倒臭い、というかできない……そんな金勘定できない“ザル”の皆様、朗報です! 簡単にさくっとできるお金の見直し術を伝授。

 時間や知識がなくても、面倒臭がりでも貯められる、脱“ザル”テクを4回にわたり紹介します。今回は、ファイナンシャルプランナー内藤眞弓さんによる保険費の節約テク。

» 第1回 「ザルこそお金は“短期”で考えて!!」
» 第3回 通信費の節約テク
» 第4回 クレジットカードの節約テク

“保険は掛け捨て定期にすべし!”

 親のすすめや、社会人になったタイミングで加入した保険。一度も見直しはしておらず、どんな時に保障されるのかも把握できていない……。

数十年払い続ける保険は
マイホームの次に高い買い物!

 “将来も心配だし、月々1万円なら払えるかな。お金だって戻ってくるし”。そんな考えで保険に入っている人は結構多いもの。

「でも年間12万円、10年で120万円、60歳まで払うとすると大変な金額になりますよね。実は保険は人生でマイホームの次に高い買い物。保険にお金を払ったばかりに新たなリスクが発生することもあります。例えば会社を辞めたくなるかもしれない、子どもが生まれるかもしれない。現金なら用途に合わせて活用できますが、保険は生活や収入が変わっても払い続けなくてはなりません。それでなくても私たちは公的年金や健康保険に加入し、毎月保険料を払っている。もう十分保険料を払っているのに、使えるお金をさらに減らしてまで保険に加入する必要があるでしょうか」

 とはいえ一朝一夕で貯金は増えない。手元に現金がなければ、不安も募るというもの。

「だから現金が貯まるまでは保険でつなぐ。保険で保障を買うということは、お金が貯まるまでの時間を買うことなんです。自分が病気になったときに必要な額を、貯金と保険を合わせて考えること。でも、だからといって積立保険に加入するのはやめましょう。積立保険は満期になるまでお金が自由にならないうえ、損したらと思うと見直しづらい。掛け捨てで最小限の保障をかけつつ、手持ちの現金を増やして」

入院日数は短縮傾向に。
かかる医療費も意外と安い!

 では、万が一、手術や入院をすることになったらいくら必要なのか。

「最近の保険は入院1日目から保障しますというものも多いけれど、今は医療も進化していて入院日数はどんどん短くなっています。手術をしたとしても高額療養費制度もあるので、最大でも月に10万円前後」

 外来のみの治療は適用外で入院が基本の保険に多くのお金を払うより、保険は最低限にして貯蓄を増やすのが賢い選択なのだ。

「病気になったらいくら必要なのか、少し想像を働かせてみればよいのです。恐れる程、高額ではないはず。入院はほとんどしないかもしれないという現状を見据えて、必要最低限の保険を選びましょう」

<次のページ> ライフスタイルに合わせて見直す『保険タイプシミュレーション』

2013.01.31(木)
text:Junko Hayashida
illustrations:Curry Jigoku
photograph:Jun Suzuki

CREA 2013年2月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

一生分のお金のつくり方

CREA 2013年2月号

今、財力こそ女の武器!
一生分のお金のつくり方

定価 670円(税込)