サンクトペテルブルクを代表する歴史あるホテル

 サンクトペテルブルクで最も華やかな通りであるネフスキー大通りに位置する「グランド・ホテル・ヨーロッパ」は、帝政ロシアの時代から130年もの長きにわたり、きらびやかな舞踏会、王侯貴族たちの集いなど、華麗な宴の舞台としての歴史を築いてきた。

ウォッカのボトルとキャビアの缶が並ぶ様子は、きらびやかなジュエリーのよう。ウォッカソムリエがいるバーやレストランがあるのは、サンクトペテルブルク市内でもこのホテルだけ

 同ホテルでは、ロシア文化の象徴、ウォッカを多種多様な形でフィーチャーした「ウォッカ・エクスペリエンス」というプランを用意している。

 このプランでは、まず、レストランでロシアの伝統料理とさまざまな種類のウォッカとのペアリングについて教わる。ウォッカをこよなく愛する総料理長がおすすめする組み合わせは、アストラハン・ベルーガキャビアと「ベルーガウォッカ」、サーモンマリネと「ツァールスカヤ・ゴールドウォッカ」、粉砂糖をまぶしたストロベリーと「グレイグースウォッカ」だとのこと。

 夕刻には、先頃リノベーションを終えた長さ10mにも及ぶロングバーにて、ウォッカソムリエによるウォッカカクテル・クラスが開催される。カクテルのラインナップには、ダーティマティーニ、ブラッディマリー、モスコミュール、ホワイトルシアンなどおなじみのものに加え、生姜、蜂蜜、レモン、プレミアウォッカをミックスしたウェイクアップというカクテルも登場する。

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