気になる世界の街角から

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バルセロナっ子に人気!
おとぎの国のカフェテリア

 ランブラス通りのすぐそばという絶好のロケーションにありながら、ほかのミュージアムに比べて今ひとつ認知度が低いバルセロナの蝋人形館「ムセウ・ダ・セラ・ダ・バルセロナ(Museu de Cera de Barcelona)」。ところが実はこのミュージアムのなかに地元の人々の間でもかなり人気の高いものがひとつある。それが今回ご紹介するミュージアム付属のバル・カフェテリア「アル・ボスク・ダ・ラス・ファダス(El Bosc de les Fades)」だ。

左:店へのアクセスはランブラス通りに面したこの路地から。奥に見えるのは蝋人形館
右:蝋人形館へ向かう路地を右に曲がって、この看板が目印

 店名の意味は「妖精の森」。その理由は一歩中に入れば一目瞭然、お店のインテリアが森そのものなのである。樹齢をかさねた木々がそこここに鬱蒼とした枝を伸ばし、昼間でも薄暗い深い森の雰囲気をかもし出している。枝に下げられたランタンの灯りに目を凝らせば、幹には木の精の顔が……。カウンター横の暗い小道を奥に進めば、その先には光が差しこむ小さな泉があり、水辺には長い髪の妖精がひっそりと座っている、といった具合である。店内の一角には、そこだけ子供部屋のようにしつらえられたスペースもあり、アンティークのおもちゃが並んでいるかと思えば、ナニーが宙に浮かんでいたり、窓の外には怪しい人影が絨毯に乗って空を飛んでいたりする。とにかく店内全体が、かわいいような、でもちょっとおどろおどろしいような、不思議な雰囲気でいっぱいで、まさにおとぎの国に入り込んでしまったかのようである。

鬱蒼とした森の雰囲気の店内

<次のページ> 雰囲気・味・料金と三拍子そろったお店

2012.11.26(月)

text:Miyuki Tsubota

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