暑い、陽射しが痛い、汗と皮脂でベタベタ……なのに電車内やオフィスでは強すぎるエアコンでカサカサ。そんな過酷な環境にさらされるのが、真夏の肌。

 せめてスキンケアタイムくらいは、すっきりと気持ちよく汚れを落とせたり、ひんやり感触にホッとひと息つけるような、肌が喜ぶ最適ケアを。ということで、おすすめの各種アイテムをご紹介。

 あわせて、夏のスキンケアについて、皮膚科専門医の野本真由美先生に、お話を伺いました。


夏の間こそ美白ケアに
手を抜かない

 毎日灼熱の陽射しを浴びるとやっぱりシミも心配。美白ケアのポイントって?

「美白用化粧品は、シミを“消す”ものでなく“予防する”もの。女性は35歳を過ぎると、女性ホルモンのひとつ、エストロゲンの分泌量が減りはじめ、“回復力”が以前より弱くなります。

 当然、日に当たったダメージの回復も遅くなるため、予防する意味で、真夏になる前から肌に合う美白用化粧品を探しておきましょう。

 シミはその部分に何かしらの“酸化”と“炎症”が起き、メラニンにスイッチが入った結果。ですから酸化と炎症を避けるのが大前提。

 代表格の紫外線対策はもちろん、“こする”“ふき取る”などの物理的刺激や、“つけすぎる”などの化学的刺激を避けることも大切です」(野本先生)

2019.07.04(木)
Text=Machiko Saito
Photographs= Ichisei Hiramatsu

CREA 2019年7月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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