「川菜街」こと四川ストリートは
生活感溢れる街並み

 アメリカンストリートにある公園から正面へ歩くこと約5分。ここは四川料理店が立ち並ぶ通称「川菜街」の裏側。

 本格的な四川料理が手頃な価格で食べられることで有名なこのストリートは、ランチ時になると周辺で働くサラリーマンで大変賑わいます。

 この街も非常にコンパクトで全長約200メートル。一般住宅とレストランが交じりあう「街」となっています。

 四川料理といえば非常に辛いイメージがありますが、このエリアにある食堂ではそこまで辛いと感じる料理はほとんどなく、注文時に辛さを調整できるメニューもあり、辛いのが苦手な人でも安心して食事を楽しめます。

 創業60年という老舗もあり、店頭ではお客様を呼び込む元気で威勢のよい年配の女性や、椅子に座ったご老人がいるので、日本とは異なる空気を感じることができるでしょう。

 様々なストリートを歩いた後は店内でゆっくり休みながら本格的な料理にチャレンジしてみてください。

 小さな路地裏で見つける外国、台北市内で感じる異国。今回ご紹介した4つのスポットはすべて路地裏にあります。

 個性豊かなストリートから、地域に根差したストリートまで、「街と異国」をゆっくり散策しながら、日常の中に息づいた様々な魅力をぜひ体感してみてください。

川菜街(四川ストリート)

所在地 台北市萬華區康定路25巷
アクセス MRT西門駅6番出口から徒歩5分

矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。最近は会う方から「日本語上手ですね」と言われますが100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、台湾で会社を立ち上げおかげさまで10年を超えました。
現在はTVロケや雑誌取材のコーディネーターとして日々たくさんの方に新しい台湾を一生懸命探しながら紹介いたしております。CREA WEB読者の皆さんに喜ばれる、使える、役に立つ情報を発信させていただこうと思っておりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!!

Column

台湾ぶらぶら食べ歩き

現地在住の日本人コーディネーター矢作晃之さんがお伝えする、台湾グルメてんこもりレポート!
高級レストランからB級グルメまで情報満載です。

2019.07.04(木)
文・撮影=矢作晃之