コンパクトながらも
味わい深い街並みの「香港街」

 西門町は台湾のB級グルメやショッピングスポットが立ち並ぶ通称「台北の原宿」とも呼ばれるエリア。ここでご紹介したいのが3つのスポット。

 まずひとつめは、西門駅6番出口を出て、約3分直進したところにある細く短い路地「成都路27巷」。地元の人から「小香港」と呼ばれています。

 この路地裏には朝食店、美容院、ホテルやカフェ、食堂にアパレル店などがギュッと詰め込まれています。その雰囲気はまるでリトル香港。

 また路地のちょうど中央にはこの「街」を象徴する「小香港大廈」というビルが存在します。

 「小香港大廈」ビルの正面には香港の庶民的飲食店「維記茶餐廳」が。

 外観からレトロな雰囲気が漂っており、営業時間前に訪れれば今では珍しいアコーディオンシャッターを見ることも可能。

 店の真横の壁を見ると格子の鉄柵に赤いポスト、レトロなイラストなど非常にノスタルジックな光景を楽しめます。

 このリトル香港ストリートはガチョウ肉を使ったスープ麺が有名な「千暉鵝肉店」の少し先で終了。

 台北にいながら香港の雑多感を体験したいときにぜひ訪れてみてください。

小香港(リトル香港ストリート)

所在地 台北市萬華區成都路27巷
アクセス MRT西門駅6番出口から徒歩3分 

2019.07.04(木)
文・撮影=矢作晃之