イヴ・サンローランをはじめ
6人のデザイナーの作品も展示

 さて、エキシビションはその後、1947年から現在にいたるハウス オブ ディオールのデザインと、歴史的なドレスや装飾品との関係性を探るギャラリー「Historicism」、そして世界の国や文化がそのデザインにどのような影響を与えているかを見る「Travels」へと続きます。

 さらに、天井に植物の装飾が施されたギャラリー「The Garden」では、植物からのインスピレーションが感じられるドレスが並び、続く「Designers for Dior」では、クリスチャン・ディオールの死後、ハウス オブ ディオールのキーパーソンとなった、イヴ・サンローランやジョン・ガリアーノをはじめとする6人のデザイナーの作品にスポットを当てています。

文・撮影=安田和代(KRess Europe)