(2) ピーク時のフライトが狙い目

 アップグレードされる便はエコノミークラスが満席でビジネスクラスが空いている状態なので、個人旅行者が多くビジネス客が少ない年末年始やゴールデンウィーク、3連休などは可能性が高まります。

 そのため、事前に空席の状況をインターネットで調べて、エコノミーが満席で、ビジネスクラスはがらがらという便をあえて予約する人さえいます。

(3) JAL、ANAならファーストクラス搭載のB777がおすすめ

上級クラスの比率が高いANAのB777-300ERの座席配置。エコノミークラスは4番目と5番目の非常口の間にしか設定されていない(赤枠内)。

 まず、事前にコンフィギュレーションと呼ばれる座席配置を調べておけば、自分の乗る機材のビジネスクラスとエコノミークラスの座席の比率が分かります。

 エコノミークラスの比率が低く、ビジネスクラスの比率の高い機材に乗ったほうがアップグレードの可能性は高くなるわけです。

 日本発着路線でビジネスクラスやプレミアムエコノミークラスの割合が高く、エコノミークラスの割合が低い機材は次のとおりです。

・ANA
B777-300ER

ファーストクラス 8席(4%)
ビジネスクラス 68席(32%)
プレミアムエコノミークラス 24席(11%)
エコノミークラス 112席(53%)
212席

・JAL
B787-9のE91

ビジネスクラス 52席(26%)
プレミアムエコノミークラス 35席(17%)
エコノミークラス 116席(57%)
203席

・JAL
B777-300ERのW84

ファーストクラス 8席(3%)
ビジネスクラス 49席(20%)
プレミアムエコノミークラス 40席(16%)
エコノミークラス 147席(60%)
244席

・ブリティッシュ・エアウェイズ
B777-200(ファーストクラス設定機材)

ファーストクラス 14席(6%)
ビジネスクラス 48席(21%)
プレミアムエコノミークラス 40席(18%)
エコノミークラス 122席(54%)
224席

 欧米路線に投入されているANAのB777-300ERはファーストクラスの設定がある一方、エコノミークラスは全体の約半分に過ぎず、搭乗客のほぼ2名に1名は上級クラスの利用客ということになります。

 シートマップは各社のホームページに掲載されているので、自分の搭乗しようとする便のシートマップと照合することで特定が可能となります。また、イカロス出版の『のりもの勝席ガイド』も役立ちます。

2018.12.27(木)
文=橋賀秀紀