開発者ジェイク ダイソン氏が語る
「Dyson Lightcycle™タスクライト」の魅力とは

「Dyson Lightcycle™タスクライト」の開発を手がけたジェイク ダイソン氏。
「Dyson Lightcycle™タスクライト」の開発を手がけたジェイク ダイソン氏。

 現在地の自然光に合わせて色温度と明るさを調整し、光の質を60年間保ち続ける(※)ただひとつの照明「Dyson Lightcycle™タスクライト」が、ダイソンからこの秋登場! ダイソン チーフライティング エンジニアのジェイク ダイソン氏に、開発のきっかけとその魅力をお聞きしました。

日時とGPSにもとづく独自のアルゴリズムで現在地の自然光をトラッキング。ユーザーの環境を踏まえ最適な光を作り出す。
日時とGPSにもとづく独自のアルゴリズムで現在地の自然光をトラッキング。ユーザーの環境を踏まえ最適な光を作り出す。

 「私たち人間は生活の約8割を人工の照明のもとで過ごしています。そういう意味でも、照明は人々の健康や気持ちに影響を与える重要な要素。よりよい暮らしを支える照明を、そして高い作業パフォーマンスを叶える照明をつくれたら、と考えたのが開発のきっかけでした」と、ジェイク ダイソン氏。

 日時とGPSにもとづく独自のアルゴリズムを開発し、2年以上の月日をかけ完成したのが「Dyson Lightcycle™タスクライト」。「Dyson Linkアプリ」を通じて自然光の色温度と明るさを計算することで、一日を通して最適な光を生み出す、かつてないライトの誕生です。

『Dyson Linkアプリ』を通じ生活や作業に適応した照明にカスタマイズ。
『Dyson Linkアプリ』を通じ生活や作業に適応した照明にカスタマイズ。

「同じ日本でも、東京と大阪では自然光もまた違いますよね。『Dyson Lightcycle™タスクライト』はアプリでユーザーの現在地と時間を把握し、その情報をもとに光を自動で調整します。これにより、ユーザーのいる地域や時刻に合わせ、極めて高い精度で自然光に近い色温度と明るさの光を照らします」

独自のヒートパイプテクノロジーで
最長60年間光の質をキープ(※)

 さらに、適切な光を作り続けるため、真空の銅管を用いて熱を逃がす独自のヒートパイプテクノロジーを開発。これらの働きにより、最長で60年間光の質を維持する(※)というから驚くばかり。

真空の銅管を用いて熱を逃がすヒートパイフプテクノロジーを搭載。LEDの加熱による劣化を防いでいる。
真空の銅管を用いて熱を逃がすヒートパイフプテクノロジーを搭載。LEDの加熱による劣化を防いでいる。

 「LEDの温度が高くなりすぎると光の質が劣化するので、自然光に近い光に調整するためにはLEDの温度を低く保たなければなりません。ヒートパイプテクノロジーでLEDの発する熱を放射することで、60年という長期間に渡り光の質を維持すること(※)を可能にしました」と、ダイソン氏。

 シーンに応じて光をカスタマイズすることができるので、ライフスタイルに合わせて賢く使えば、快適な毎日をサポートする頼もしい味方になってくれるはず。

「例えば読書中やリラックスしたい時、集中して作業をする時など、その都度シーンに合わせて必要な光に調整します。たとえば、夜に読書をするときはブルーライトを抑えた暖かい色の光、学習中や細かい作業をするときはより明るく寒色の光で、手元をはっきり照らします。」

アプリ画面上にあるスライダーの操作により、明るさと色温度の細かなコントロールも可能。
アプリ画面上にあるスライダーの操作により、明るさと色温度の細かなコントロールも可能。

 「Dyson Lightcycle™タスクライト」が提案するのは、自然に寄り添う新しい明かりの在り方。その魅力をダイソン氏はこう語ります。

「年齢や性別を問わず、幅広い方におすすめできるライトです。なかでも日中室内で作業されているオフィスワーカーなどは、特に陽射しを浴びる時間が限られて体内時計も乱れがちですよね。。でもこのライトなら、一日を通して色や明るさを変化させる自然光をトラッキングし、時刻に応じて適切な光を照らしてくれます。ぜひ『Dyson Lightcycle™タスクライト』を使って、そのかつてない実力をぜひ体感してみてください」

※IEC(国際電気標準会議)規格 62717 L70に準拠して、1日8時間使用した場合のLED寿命を計算。実際の使用状況により異なる場合がございます。

●お問い合わせ
Dyson (ダイソン)

https://www.dyson.co.jp/

2018.12.12(水)
Text=Etsuko Onodera
Photographs=Kei Ohnaka(D-CORD), Tadashi Shirasawa

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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