カボチャとキノコと
フェンネル(茎)のガドガドパスタ

■材料(約3人前)

・フェンネル(茎):1株
・カボチャ:300g
・お好みのキノコ:100g
・パスタ:100g
・ココナッツミルク:1缶
・ピーナッツバター:大さじ大盛り1
・ピーナッツ:大さじ3~4
・ニンニク:2片
・生姜:ニンニクの約4倍量
・チリ:辛いもの1本
・パセリ:たっぷり
・オリーブオイル:大さじ3~4
・塩:小さじ2

■作り方

(1) カボチャを洗い一口大に切り、オリーブオイル大さじ1をふりかけ、200度のオーブンで20分ほど焼く(オーブンがなければ強火で温めたフライパンで焼く)。
(2) その間にニンニク、生姜、チリをみじん切りに、フェンネル(茎)はスライスにする。

(3) 鍋にオリーブオイル大さじ1強を温め、ニンニクと生姜を炒める。香りが立ったらチリを加え軽く炒め、フェンネルも入れてくたっとするまでじっくり炒める。
(4) フェンネルがよく炒まったら、ココナッツミルク、ピーナッツバター、ピーナッツ、塩を加え弱火でしばらくコトコト煮込む。水分が少なければ水(分量外)を足して緩める。
(5) 別の鍋にお湯を沸かし、塩(分量外)を加えパスタを茹でる。
(6) フライパンにオリーブオイル大さじ1を温め、キノコを炒める。
(7) パセリをみじん切りにする。

(8) カボチャに火が通ったら、炒めたキノコとパセリ(みじん切り)と鍋に加え、全体をさっと混ぜ火をとめる。カボチャが煮崩れないようなるべく混ぜない。
(9) パスタが茹で上がったらお湯を切り、(8)のソースを加えカボチャが崩れないように手早く混ぜて出来上がり。

■ポイント

ポイントはソースを程よく滑らかに保つこと。カボチャを投入してからはあまりかき混ぜないよう気をつけてください。カボチャが溶けてソースが重くなりすぎると食べづらくなってしまいます。

ソースがすでに重めになってしまった時はパスタと混ぜる時、茹で汁を少し足してさらっとさせてください。緩すぎも味気ないのでソースの濃度に気をつけます。この時もなるべくかき混ぜないで最小限和えるように。

もう一つはしっかり辛みをつけること。かぼちゃが甘く、ピーナツもまったりとした旨みなのでピリッと辛さを効かせた方がシャープな味になります。チリでも味が締まらない場合、火を止めてからカイエンヌペッパーを振りましょう。

 レシピ名のガドガドとはインドネシアのサテなどにつけるピーナッツのソースのこと。元々は南アフリカ、スーダンが発祥らしいこのソース。

 ベルリンではスーダン風ファラフェルの店が人気で、ひよこ豆のコロッケ=ファラフェルにピーナッツソースをかけて食べますが、このソースがインドネシアに伝わってガドガドになったのかもしれません。

 ネットで見てみるとガドガドにも色々なレシピがありますが、ピーナッツバターとココナッツミルクを混ぜるバージョンもポピュラーだったので、「ガドガドパスタ」と名前をつけてみました。

 パスタは一つの具として量は少なめに。ドイツ家庭料理らしい、柔らかく煮てとろとろになったシチューのような仕上がりを目指しましょう。生姜とチリの刺激、ココナッツミルクとピーナッツのこってりした旨み、そしてとろけたカボチャであったまります。

 友達が病みつきだと言っていたので、食べてみたら私もどハマり中のココナッツヨーグルト。ココナッツブームもこれが最終兵器か? という感じでメラメラと盛り上がっています。すっごく上品でコクがあるのにさっぱり。

 ガドガドにタマリンドを入れるレシピがあったので、そこから着想してココナッツヨーグルトで作ったお手軽ヴィーガンおやつを考えてみました。

 ココナッツヨーグルトとは乳酸発酵させたココナッツミルクのことで、普通のヨーグルトで作ってもいいし、ヴィーガンの人はココナッツミルクに乳酸菌を混ぜて、自分でも簡単に作ることができるようです。

 ココナッツヨーグルトは、ベルリンではオーガニックスーパー(1~2キロに1軒くらいの割合で乱立中)でどこでも売っていますが、日本でも手に入りやすいでしょうか?

2018.11.20(火)
文・撮影・レシピ考案=あっこ