■「問題のあるレストラン」

女性ばかりのドラマが書きたかった

──「女性ばっかり出てくるドラマが書きたい」という坂元さんの夢が叶ったという「問題のあるレストラン」。真木よう子さん、二階堂ふみさん、高畑充希さん、松岡茉優さん、臼田あさ美さん、YOUさんという女性チームの中に、安田顕さんをキャスティングしたのはなぜですか?

坂元 TBSの土井(裕泰)さんから勧められて、映画『HK 変態仮面』を観たら、変態仮面の扮装よりヤスケンさんの役のほうが遙かに変態なかっこうをしていて(笑)。

 変態仮面はパンツかぶってるから顔が見えないけど、ヤスケンさんは顔が見えてて、「絶対こっちのほうがつらいじゃん。変態仮面より変態な役をやってるヤスケンさんすげえ」と思ったっていう(笑)。

 ヤスケンさんが敵側の役っていうのは想像できなかったし、せっかくだから女性チームの中にいてほしいなあ、と思って、あのような設定にしました。

──YOUさんが途中で弁護士だと判明するのは驚きました。

坂元 YOUさんは、映画『誰も知らない』が素晴らしいキャスティングだと思って、僕もずっとお仕事したいなあと思っていたんです。YOUさんに入ってほしいってお願いしたあと、ストーリーを考えるより先に「正体不明なんだけど実は弁護士だった」っていう設定に決めました。

 YOUさんは、「法廷シーンはあるの?」っておっしゃっていたみたいですけどね。「できないよ」って。法廷シーンははじめから入れる気なかったんで、ちょうど良かったです(笑)。

2018.10.26(金)
構成=上田智子