願い事をランタンに書いて
思いを空に飛ばそう

 ひとつのランタンは4面構造になっていて、直接マジックで願い事を書く。

願いを書き込む人々。
願いを書き込む人々。

 一回の打ち上げにひとつ、一際大きな2.5メートルサイズの大ランタンがあがる。そこに書かれる願い事はというと、

 「月白風清 緣定平溪」白い月、爽やかな風、平渓で縁を結ぼう。
 「喜慶團圓 平安喜樂」団らんを祝い、平和と喜びを祈る。

 など壮大で立派だ。

 市民の手作りイベントらしく、舞台の上で平溪の中学校の校長先生たちが人生の指針となるありがたい言葉をランタンに書き込む。

一筆書き込む校長先生たち。それを取材する人々。
一筆書き込む校長先生たち。それを取材する人々。

 しかし、噂によると、台湾人の多くは現世利益を願っているので、「今年も儲かりますように」などとランタンに書き込むのが普通だそう。

 ランタンは黄色、ピンク、オレンジなど、台湾人の好きなカラーがお決まりだ。黄色はお金、ピンクは出会い、オレンジは恋愛に効くのだという。

中学校の校庭に整列し、一斉にランタンをあげるタイミングを待つ。
中学校の校庭に整列し、一斉にランタンをあげるタイミングを待つ。
台湾駐在の各国の外交関係者が家族と共に招待された。みんなニコニコ顔で参加しているのが印象的。
台湾駐在の各国の外交関係者が家族と共に招待された。みんなニコニコ顔で参加しているのが印象的。


参加するなら
断然ランタンを飛ばすコース

ランタンもあげなきゃいけないし、写真も撮りたいしで大忙し。
ランタンもあげなきゃいけないし、写真も撮りたいしで大忙し。

 年2回のお祭りとなったことで、海外からも参加しやすくなった。様々な旅行代理店からのツアーが多く企画されているし、主催の新北市のサイトは参加方法を日本語でも発信している。

 せっかく行くならば、観覧するだけよりも、自分で実際にランタンをあげることを強くオススメしたい。2019年の場合はまず2月19日(火)に開催される予定。先着で打ち上げ整理券の獲得にチャレンジするコースを設定している旅行代理店もあるので、興味のある方は挑戦してみては? 夜空に飛んでいくランタンを見上げることは一生の思い出になるだろう。

 次回(10/12公開予定)は、フェスティバル期間以外でも「ランタンを楽しむ方法」をレポートします。

新北市 平溪スカイランタンフェスティバル
https://tour.ntpc.gov.tw/ja-jp/Calendar/Detail?wnd_id=177&year=0&id=1a12d41c19286a4c


新北市政府観光旅遊局

https://tour.ntpc.gov.tw/ja-jp/