80年代の下北沢のソウルバーで
ニアミスしていたかも(光石)

光石 剣さんもクールスにいながら色々な音楽を聴かれていたんですね。

横山 そうですね。クールスに入る前から達郎さんのコンサートにも行っていたし、ライブ盤『IT’S A POPPIN’ TIME』でルビー&ザ・ロマンティックスの「ヘイ・ゼア・ロンリー・ガール」をカヴァーしたのには、唸りました。

光石 僕もその後は、達郎さんや湯村輝彦さんを通してR&Bを随分知りました。

横山 光石さんは、80年代にも「おしん」「スチュワーデス物語」など様々なTVドラマに出演されていたそうですが。

光石 いやぁ、隅っこのほうにちらっと出ていただけです。役者としてはまだフワフワした状態で、好きなレコードを探したりするほうが楽しくて。

横山 光石さんも80年代に下北沢のソウルバー「エクセロ」にも行っていたと聞いて驚きましたよ。僕もよく通っていたので。

光石 当時はお酒を飲まなかったので――今は飲むようになったんですけど――コーラ飲みながら、店でかかるレコードをメモしたりしてね。

横山 同じです。俺もお酒が苦手でコーラ飲んでました(笑)。

光石 お店の寄せ書きのノートに横山さんの言葉が残っていますよね。

横山 そうそう。あの頃は誰も俺のことなんて知らないのに、なんかちょっとこう、かっこつけた文章書いちゃってね(笑)。

光石 僕も書いているんですよ(笑)。今もソウルおでん屋「しずおか屋」として営業されていますね。

横山 静岡おでんが美味しくて、ソウルがかかるいい店。

光石 たぶん、80年代にニアミスしていたんでしょうね。もし店で剣さんに会っていたら、僕は分かりますから(笑)。

» talk03に続く

横山 剣(よこやま けん)

1960年生まれ。横浜市出身。81年にクールスR.C.のヴォーカリストとしてデビュー。その後、ダックテイルズ、ZAZOUなど、さまざまなバンド遍歴を経て、97年にクレイジーケンバンドを発足させる。和田アキ子、TOKIO、グループ魂など、他のアーティストへの楽曲提供も多い。2018年、クレイジーケンバンドはデビュー20周年を迎え、8月には3年ぶりとなるオリジナルアルバム『GOING TO A GO-GO』(写真)をリリースした。9月24日(月・祝)には、横浜アリーナでデビュー20周年記念ライブが行われる。
●クレイジーケンバンド公式サイト http://www.crazykenband.com/

光石 研(みついし けん)

1961年生まれ。福岡県出身。高校在学中の78年に映画『博多っ子純情』の主役に抜擢を受け、俳優デビューを果たす。主な出演作に、映画『Helpless』『ヒミズ』『シン・ゴジラ』『アウトレイジ 最終章』『モリのいる場所』『羊と鋼の森』、ドラマ「バイプレイヤーズ」「未解決の女 警視庁文書捜査官」「ハゲタカ」「フェイクニュース」などがある。盟友・大杉漣が初のプロデュースを手がけ、主演も務めた映画『教誨師』(2018年10月6日公開)にも出演している。
●鈍牛倶楽部(所属事務所)公式サイト
http://dongyu.co.jp/

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