【type A】
通勤や買い物の普段使いにぴったり

 電動アシスト自転車は、漕ぐ力の半分を電気で動くモーターの力でアシストするものです(モーターだけで走行はできません)。漕ぐ力の半分、とはいえ、例えばこれまでの自転車では漕ぐことができず、自転車から降りて引っ張っていたような急な上り坂でも、座ったままスイスイ上ることができます。

 また、電動アシスト自転車にはモーターとは別にバッテリーが装着されています。そのサイズは「Ah(アンペアアワー)」という単位で表記され、車種により1回の充電で走れる「走行距離」が異なります。

 この数値が大きいほど「走行距離」が長く、さらには充電の手間も省けるので、電動アシスト自転車を選ぶ際は、自分が日頃どのくらいの距離を走るかを考えて選ぶのがポイントです。

◆コンパクトで乗り降りラクラク

ヤマハ「PAS CITY-C」

重さ 21.3kg
走行距離(標準モード) 61km
バッテリーサイズ 12.3Ah
充電時間 約3.5時間
109,000円(税抜)
https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/lineup/city-c/

 自転車に乗り降りする時に気になるのは、服装ですよね。ワンピースやスカートはもちろん、タイトなパンツ姿でも、脚を高く上げるのが大変……。

 「PAS CITY-C」は乗り降りがしやすい低床U型フレームを採用。広がりのあるロングスカートや通勤用のパンツスーツでも楽に乗り降りができ、漕げます。

 フル充電時での走行可能距離は標準モードで61キロ。通勤距離が片道5キロ以内であれば、5日間は充電なし。余裕で使えます。

 また、車体は全長1540ミリ、重さ21.3キログラムと軽量&コンパクト。適応身長は139センチ以上なので小柄な女性でも安心です。小回りがきいて、狭い道や曲がり角もスイスイ通ることができます。

 カラーはクリスタルホワイト、マットオリーブ、モダンブルー、レッドの全4色。わたしは特にマットオリーブがお気に入り。ハンドルとサドルのブラウンとオリーブの色合いがおしゃれで可愛い!

◆スタイリッシュなシティモデル

ベスビー「CF1 LENA」

重さ 21.5kg
走行距離(標準モード) 65km
バッテリーサイズ 7.0Ah
充電時間 約3.5時間
155,556円(税抜)
http://besv.jp/products/cf1/

 ベスビーは台湾の電動アシスト自転車専門メーカーです。「CF1 LENA」の最大の特徴は、スタイリッシュなデザイン。一般的な電動アシスト自転車はバッテリーがむき出しですが、「CF1 LENA」はフレームの中にバッテリーが内蔵されているため、見た目がスッキリしています。

 「CF1 LENA」は女性が乗り降りしやすいL字型フレームを採用。走行距離は標準モードで65キロと、普段使いにも十分。車体後方にはリアブレーキランプを搭載。ブレーキを握るとランプが点灯するので、夜間も安心!

 また、リヤチャイルドシートの取り付けも可能。ひとり乗りも子ども乗せもできるのは便利ですね。カラーはマットブラック、マットネイビー、ホワイトの全3色。標準タイヤがブラックではなく、ブラウンなのも魅力的。どの色もおしゃれでかっこいい印象です。

◆電車にも持ち込める

デイトナ「DE01」

重さ 16.8kg
走行距離(標準モード) 50km
バッテリーサイズ 6.6Ah
充電時間 約4時間
148,000円(税抜)
http://www.potteringbike.jp/product/de01.html

 デイトナは静岡県でバイクの部品・用品の企画・開発・販売を手掛けています。「DE01」の最大の特徴は、折りたたみができるところ。折りたためば電車や車の中に持ち込めるので、遠出したい時にも使えます。また、持ち運べるので駐輪場にも困りません。

 車高が低く、タイヤも小さいので、小柄な女性でも安心して使えます。人に自慢したくなる可愛らしいデザインも魅力的。

 多くの電動アシスト自転車のバッテリーはフレームに配置されていますが、「DE01」はレザーテイストのバッグの中に収納。あえて存在を見せることで、電動アシストらしさがなくおしゃれなデザインに仕上がっています。

 カラーはシャンパンゴールド、ブラック、ホワイト、レッドの全4色。上品な色合いのシャンパンゴールドは女性にぴったり!

2018.09.11(火)
文・撮影=善村苑香