千利休の作とされる茶室《待庵》が
原寸大で再現

 古来独自の進化を遂げてきた日本の建築のユニークさを改めて知れるのが『建築の日本展』

 縄文時代の住居から最新の建築計画まで、数千年の時を超えて100のプロジェクトを続々と紹介してくれる。観るだけじゃなく、建築を体感できる展示もあるのがうれしい

 千利休の作とされる茶室《待庵》が原寸大で再現してあり、内部へ入ることが可能。日本の美が充満するたった2畳の空間、ぜひ味わってみて。

『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの』

会場 森美術館(東京・六本木)
会期 2018年4月25日(水)~9月17日(月・祝)
料金 一般 1,800円(税込)ほか
電話番号 03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://www.mori.art.museum/jp/

山内宏泰(やまうち ひろやす)

ライター。著書に『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)ほか。「写真を読む夜」「文学ワイン会 本の音」などの催しも主宰。新刊に『文学とワイン』(青幻舎)。
https://twitter.com/reading_photo

Column

山内宏泰のこの1枚に会いたい!

美術、写真、文芸その他について執筆するライター、山内宏泰さんがナビゲート。いま見逃せない美術展をテーマに沿ってご紹介する、アートの“ななめ歩き”の提案です。

 

2018.06.30(土)
文=山内宏泰

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この記事の掲載号

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