都会であわただしい毎日を過ごしていると、いつの間にか目には見えない澱が溜まっていきます。さあ、「ガラスの街とやま」でココロとカラダのくすみを洗い流し、透明な自分を取り戻してみませんか。大いなる自然の魅力と洗練された街の魅力、そのふたつを併せ持つ、富山への旅がはじまります。

>>【旅立ち】“天空の楽園”をめざして、富山行の最終便に

 女ともだちを誘って、金曜の最終便で富山に到着。いよいよ憧れのあの風景を目指して……。

のんびり途中下車しながら、標高2450mの室堂へ

弥陀ヶ原は溶岩台地の上に広がる湿原地帯。大日岳の山並みを眺めながら木道を散策

 午前6時起床。晴天。カーテンをあけると、遠くにかすんで山並みが見えた。春先には市内からも真っ白な雪を頂いた立山の峰々がはっきり望めるという。今日は山の上で一泊。時間はたっぷりある。映画『RAILWAYS』の舞台になった富山地鉄のローカル電車でのんびり揺られて行こう。立山駅からケーブルカーで美女平へ。立山杉やブナの大木を眺めながら森林浴。そのあと室堂行の高原バスに乗って、弥陀ヶ原で途中下車。この7月、国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録された「餓鬼の田」はどうしても見逃せない。そして、いよいよ標高2450mの室堂へ。宿泊予定のホテル立山は高原バスのターミナルと同じ建物にある。シーズン中は団体客でごった返す。せっかくここまで上がってきて、なぜそんなに急ぐのだろう。夕方近く、少し人が減ってきたところで、ふたりそろってみくりが池に足を向けた。

立山黒部アルペンルート
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photo:Atsushi Hashimoto
text:CREA Traveller
special thanks:Toyama city(www.city.toyama.toyama.jp)

この記事の掲載号

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CREA Traveller 2012年秋号

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定価 980円(税込)

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