まだまだうだるように暑い季節。寝苦しい毎日に「だるい」「疲れが取れない」と、心もからだも悲鳴を上げているのでは? 寝ているようでしっかり眠れていない“かくれ不眠”も最近は急増中。睡眠不足や不眠は万病のもと。

 第2回目は、快眠に大切な6つのポイントを解説します。

>> 第1回 睡眠の“質”チェックや睡眠不足のリスクを知る
>> 第3回 快眠サポートアイテムでぐっすり熟睡

“いい眠り”を手に入れるためのとっておきの秘訣

 ポイントは、「部屋の温湿度」の調整と「涼しい寝具」を使うことにアリ! 

(Point1) 肌に触れるものは通気性のよいものを
 シーツやパジャマ、下着などを麻や綿のパイル地など、通気性のよいものに替えるだけでも涼しさは断然アップ。また、枕も夏だけそばがらやイグサなどにすると通気性がよく、快適に。氷枕などで後頭部を冷やすのも手。

(Point2) 携帯やパソコンに触れるのは寝る2時間前までに
 寝る直前まで、パソコンのネット検索や携帯電話のメールチェックなどをしていると、交感神経が活発になり、興奮してすぐには寝つけなくなるので注意。できれば寝る2時間前には用事を済ませて触れないようにしたい。

(Point3) 照明はやや暗めでリラックスムードに
 夜間まぶしい光を長時間見ていると、睡眠を促すメラトニンというホルモンが減少してしまうので、間接照明などで部屋は暗めに。自然とリラックスムードが高まるはず。蛍光灯も電球色のほうが部屋の雰囲気が落ち着く。

<次のページ> エアコン+扇風機、バスタイムや香りの工夫も◎

2012.08.12(日)
text:Takako Kuranaga
photographs:Akira Fuji / Hirofumi Kamaya
styling:Hiroko Mase

CREA 2012年9月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

休めない人のための女の医学バイブル

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休めない人のための女の医学バイブル

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