クラフトビールとは、製造量の少ない小規模醸造所でつくられているビールのこと。最近では、店内で醸造して提供する“ブルーパブ”が東京を中心に増えているなど、その人気はさらに上昇中。ビアジャーナリスト・宮原佐研子さんが、独創的な味に出合えるクラフトビールのお店をおすすめしてくれました。

◆BRUSSELS BEER PROJECT SHINJUKU
 [新宿]

前菜盛り合わせ 1,000円。

 ブリュッセルでクラウドファンディングにより誕生したブルワリーの、初の海外直営店として2017年5月にオープン。

左から、ソレイユ・ルヴァン、バビロン、ダークシスター。
ひとりで過ごしやすいカウンター。

 年間30種もの銘柄を生み出し、一般投票により定番商品を決めるなど、ファンと一緒にビールづくりを楽しむ姿勢がユニーク。なかにはパンや花を酵母に使用したという個性派もある。樽生ビールはSサイズで600円~。

ロゴ入りのタップがズラリ並ぶ。
自家製サバの燻製 トケマリソース 1,100円。

「ブリュッセルの本店やパリ直営店との合同イベントもあり、世界とつながる“どこでもドア”のような所」(宮原さん)

店長・ブランドマネージャーの小林なおさん。

※価格はすべて税込表記です

BRUSSELS BEER PROJECT SHINJUKU
(ブラッセルズ ビア プロジェクト シンジュク)

所在地 東京都渋谷区代々木2-20-16
電話番号 03-5388-5523
営業時間 17:00~24:00、土曜 15:00~24:00(日・祝日 ~22:00)
定休日 無休
席数 49席(うちカウンター21席)
https://www.beerproject.be/jp/taprooms/2162-shinjuku

●教えてくれたのは……
宮原佐研子(みやはら さとこ)さん[ビアジャーナリスト]
日本ビアジャーナリスト協会所属ビアジャーナリスト。『ビール王国』(『ワイン王国』別冊)、『日本のクラフトビール図鑑』(マイナビ出版)などで執筆。パンコーディネーターの資格も持つ。

独創的な味に出合える 東京クラフトビールの名店

2018.06.06(水)
Text=Kei Yoshida
Photographs=Tamon Matsuzono

CREA 2018年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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