今、誰に見られても恥ずかしくない
ヌード肌を作っておくべき

ジョルダニアン デッドシー マッサージウォーター 100mL 2,800円/BARAKA

 唐突に聞くけれど、あなたは今すぐここで水着になれるだろうか? 多くのアンケートは、日本女性の半数以上がボディケアをしていないという結果を伝えている。従って、いきなり水着になれる人は少ないのだろう。スリミングならやるけれどボディケアはしない……実はそういう人がとても多い日本は、美容フリーク大国なのにもかかわらず、ボディケア後進国という非常にバランスの悪い国。長い間、脚も腕も見せない着物を着てきた文化が、ボディの肌磨きに消極的な国民性を作ったのかもしれない。今や肌の露出度は極めて高いのに。因みに欧米の少女は、フェイスケアよりも先にボディケアを始めるらしく、単純に慣習の違いとはいえ、日本女性はボディケアを急がないといけないのだ。

 そうこうしているうちに、デリケートゾーンケアが新しい習慣になりつつあるし、いわゆるVIO脱毛は既に20代、30代の常識にもなっている。にもかかわらずボディの肌をきちんと磨くケアが手薄になっているのは、どうにも不思議。顔の肌はピカピカなのに、体の肌はザラザラという女性が少なくないことをもっと重く見なければ。

 じゃあなぜボディケアは習慣にならないか? 単純に面倒だから? そして、あまり効果が得られないから? それもそのはず、現行のボディケアの多くは、保湿が中心。フェイスケアでは最先端の緻密なアプローチを行っているのに、ボディケアはあまりに単純。潤いを与えるだけに終始する製品が多いのだ。だから始めてほしいのが、“脱ぐボディケア”。いらないものを上手に脱ぐことで、細胞が目覚め代謝が高まり、肌はつるつるスベスベ、どこに出しても恥ずかしくない肌になる。見た目に引き締まった印象を作っていく引き算のボディケアは“もうひとつのダイエット”とも言えるもの。

 そう、肌がハリツヤ透明感に満たされれば、それだけで引き締まっても見え、今すぐ水着にもなれるヌード肌が出来上がる。まさにそういう発想で生まれたのが、タカミのボディ用スキンピールなのだ。

2018.05.30(水)
文=齋藤 薫
撮影=釜谷洋史

CREA 2018年6月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

アウトドアのいいもの150。

CREA 2018年6月号

OUTDOOR, BEST OF BEST 150
アウトドアのいいもの150。

定価780円

「この特集に、もっと早くに出会いたかった!」。一冊を作り終えた現在の心境です。目の前の6月号には、「自分で作った雑誌に、かつてこれほど付箋をつけたことがあったかな」と驚くほどの量の付箋が……。もう、欲しいものばかり。〈アウトドアのいいもの〉が教えてくれた、「徹底的に機能性を考えるとデザイン的にも洗練される」という発見。今年いちばんワクワクしました。