若きブルネルの傑作
クリフトン吊り橋

 エイボン川にかかるクリフトン吊り橋は、雄大な景観を誇るブリストルのランドマークのひとつ。

 最も偉大な英国人ランキング2位に輝くヴィクトリア時代の技術者イザムバード・キングダム・ブルネルの23歳のときのデザインにより、1831年に着工、政治的・経済的な理由による紆余曲折を経て、ブルネルの死後、1864年に完成しました。

 19世紀前半に馬車による渋滞を軽減するために造られた橋ですが、現在も現役で毎日1万1000~1万2000の車両の往来を支えています。

クリフトン天文台の丘からは、吊り橋の全景をのぞむことができます。

 橋の東側に位置するクリフトン天文台の丘から眺める、高さ(最高水位から)76メートル、全長412メートルの吊り橋は壮観。そこから橋を渡って、西側にあるビジターセンターを見学するのがおすすめです。

Clifton Suspension Bridge
https://www.cliftonbridge.org.uk/

【取材協力】
英国政府観光庁

http://www.visitbritain.com/jp/ja

安田和代(KRess Europe)
日本で編集プロダクション勤務の後、1995年からロンドン在住のライター編集者。日本の雑誌やウェブサイトを中心に、編集・執筆・翻訳・コーディネートに携わる。
ロンドンでの小さなネタをつづったフェイスブック www.facebook.com/kresseuropelimited
運営する編集プロダクションのウェブサイト www.kress-europe.com