ヘルシーなせいろ蒸しは〆もユニーク

 次はせいろ蒸しの出番。水を張った鍋の上にせいろを置いて、点火。2段構えなのはなぜだろう? そっと下の段を覗こうとしたら、「それはのちほどのお楽しみということで(笑)」。了解いたしました。

上の段には、野菜が花畑のように敷かれている。

 ふたをして、しばらく蒸す。「野菜がしんなりとしてきたら、肉をのせ、さらに30~60秒ほど蒸してください」。こちらは「赤」で。短角牛をいただこう。

「もう食べてええんかな」と和牛博士。

「いや、ここからふたをして30~60秒ですよ」

「ほんまか、面倒くさいな」

 そんなことを言っているうちに、あっという間に蒸しあがり。

野菜の緑と肉の赤のコントラストが美しい。

 肉で野菜を巻き、テールしゃぶしゃぶの時と同じ4種類のたれを使っていただく。肉の味がしっかりしているので、野菜と一緒に食べても充分うまみが広がる。どんどん箸が進む。野菜たっぷりだから、罪悪感もない。

「なかなかうまいな。今度はタンをのせてみようか。追加でタン頼むわ」

 あんなに面倒やとか言っておきながら、さすがは和牛博士。

 初対面のメンバーもいたが、あーでもないこーでもないと和気あいあいの雰囲気になっていることにも気づく。これは、宴会向きでもあるなぁ。

タンもいい色に蒸しあがってきた。いただきます!

 上の段をさらったところで、いよいよ秘密のベールに包まれていた下段へ。な、なんと、シュウマイ。しかも和牛のシュウマイだ。ふっくらちょうどいい塩梅に蒸しあがっている。

食べなれた豚肉のものよりもあっさり。上品な味がする。

 メニューに、宮城県産ひとめぼれのごはん(小150円)を発見! ここにシュウマイをのせて、醤油をほんの一滴。かきこむように食べ、再びうなる。この〆、最高じゃないか。

 デザートにも感激した。アイスクリーム、フルーツと一緒に皿にのっているのは、和牛のキャラメリゼ。噛みしめると、甘い肉汁がほとばしる。和牛尽くしを満喫だ。

アイスクリームとフルーツは季節で変動がある。

 ほかにも、和牛レアカツ880円、赤のTボーンステーキ3,850円など、気になるメニューがいっぱい。これはすぐに再訪せねばなるまい。お値打ちすぎることを店側がわかってしまう前に。

農場直営 和牛きんか
(ノウジョウチョクエイ ワギュウキンカ)

所在地 東京都港区海岸1-2-20 ハマサイトグルメ 2階
電話番号 03-5860-1048
営業時間  11:00~15:00、18:00~22:00
定休日 日曜、祝日
予算 昼 1,500円~、夜 6,000円~
[2018年3月訪問]

Keiko Spice(けいこ すぱいす)
東京都生まれ。得意なディスティネーションはハワイと香港。普段は3日に1回のペースで焼肉を中心とした食生活。別名「肉の妖精」。

Column

新店来訪! 美味しい出会いに一番乗り

ニューオープン、シェフやメニューが変わった店、面白い企画を立ち上げた店……などなど、なにかと「新しい」店を一番乗りで紹介するページ。「美味しい出会い」にご注目ください!

2018.04.09(月)
文・撮影=Keiko Spice