愛用している食器のように、ベッドも同じ日常使いの代表格。しかし、いざ買ってみたら、想像以上にサイズや色合いが部屋に合わない……。

 食器と違い、大物ゆえ簡単に買い替えることができないところも悩ましい。次に買うべきベッドは後悔したくない、そして日頃の疲れを癒す部屋をつくりたいなら、まずは和みの空間づくりに成功した住人たちの暮らしぶりをご覧あれ。

 3回にわけて、和みのベッドルームを手に入れたお2人と、失敗しないベッド選びのコツをご紹介。今回は最終回 失敗しないベッド選びのコツを教えてもらいます。

法則を教えてくれるプロフェッショナル
アスリープ東京 館長 小崎英紀さん

「睡眠について、お客様の関心は年々高まっていると実感してます。それにともないベッド周辺の技術開発も日々進化中です」

和み系ベッドの最大条件は寝心地にこそあり!

 ベッドは、その質が健康に直結することもある重要なアイテム。だからこそ値段や見た目だけに左右されず、寝心地のいいものを選びたい。

 ところで、寝心地のいいベッドとは? 小崎さんに尋ねると、「本体(フレーム)とマットレスとの組み合わせ次第ですね」とのこと。本体のベッドは強度が肝心。念のためにお店で横たわり、きしんだりゆがんだりしないかをチェックしよう。

 そして、寝心地を左右する要はマットレス。今も主流はスプリングだが、「アスリープ」のスーパーフレックスフィットマットレスのように、ハイテク素材が使われたタイプなど、種類も性能も広がりつつある。

 中でもSFF-JMXという商品は寝心地のカスタマイズが可能で、「腰の部分は硬めにしたい」など、好みを聞いてもらえる。「お店だから」と遠慮せずに横になって試し、店員に理想や好みを伝えよう。

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2012.04.26(木)
text:Toshie Oowa
photographs:Hirofumi Kamaya
illustration:DAISUKE

CREA 2012年5月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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