ブルー・ペパーズ福田直木の ダサすぎてむしろカッコいいAOR日本盤の帯

ブルー・ペパーズ福田直木の ダサすぎてむしろカッコいいAOR日本盤の帯

AOR名盤のジャケットが日本仕様に
差し替えられてしまう納得の理由は?

またしても冴えないオッサンが登場!

【日本盤】ポール・デイヴィス『クール・ナイト』(1981年)

こみあげる想いとともに
夜が静かに更けてゆく
もう届かぬ想い出と
知りながら
またダイヤルを
回してしまった…。

 こちらは田中康夫の小説を映画化した『なんとなく、クリスタル』の主題歌に「I Go Crazy」が採用されたことでも有名なシンガーソングライターによる、1981年の作品だ。

 差し替えジャケットには、前の2作の明るさとは対照的に、センチメンタルな夜景が選ばれている。原題に忠実なイメージ戦略、ということだろう。

 そして、気になるオリジナルのジャケットは……また冴えないオッサンである。

【オリジナル盤】Paul Davis“Cool Night”(1981年)

 そろそろお気付きかもしれないが、「ヒゲ面で、少々オツムの寂しいオジサンが、仲間にしてほしそうにこちらを見ているジャケット」は差し替え対象になる、という暗黙のルールも存在したのではないだろうか。

 話がジャケットに逸れてしまったが、肝心の帯にはお約束の「フラれた男目線」で書かれた渾身のポエムがちりばめられている。

 和歌のリズムを意識しているようにも思えるが……勘違いしないでいただきたい。ここは、お茶のペットボトルのラベル上で繰り広げられている俳句大会の予選会場ではないのだ。

<次のページ> “ミスター・アメリカン・ナイーブ”?

2018.01.26(金)

文=福田直木(ブルー・ペパーズ)
撮影=平松市聖

同じテーマの記事

もっと見る

FEATURE

もっと見る

CULTURE} 新着記事

もっと見る

  • ILTM
ページの上部へ