西洋美術の定番、
花のモチーフを観て回る

ヤン・ブリューゲル1世 ヤン・ブリューゲル2世 《机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇》 1615-1620年頃、Private Collection

 現在のベルギーに相当するフランドル地方は、独自の芸術家を生み出してきた地として名高い。16世紀に活躍したピーテル・ブリューゲル1世はその代表格。農民を描いた作品や《バベルの塔》で知られ、その画家としての才能は2人の息子に引き継がれ、さらにひ孫の代に至るまで一族は画家を輩出したのだ。

 個人所蔵の絵画など約100点を通して、華麗なるブリューゲル一族の存在の大きさを感じ取りたい。

『ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜』
会場 東京都美術館(東京・上野)
会期 2018年1月23日(火)~4月1日(日)
料金 一般 1,600円(税込)ほか
電話番号 03-5777-8600(ハローダイヤル)
http://www.ntv.co.jp/brueghel/

2018.01.18(木)
文=山内宏泰

CREA 2018年2・3月合併号
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この記事の掲載号

楽しいひとり温泉。

CREA 2018年2・3月合併号

ひとりに優しい宿こそ、いい宿でした
楽しいひとり温泉。

定価780円

2017年2月号で大好評だった「ひとり温泉」特集が戻ってきました。あるスタッフはこの1年、ほかの旅取材をしていても「この近くに、ひとり温泉にいい宿はないだろうか?」とアンテナを張り巡らせていたそう。そんな日々の努力が実って、今年も、ほぼ新規の宿ばかり100軒以上ピックアップ。今年も保存版ができてしまった予感。