ファッション断食のルールは3つ
始めどきは今日!

チャレンジを始めることに対する迷いはなかったという松尾さん。「思い立った日に始めるのがいちばんいい」と語る。

 やると決めたらその日から。決定から行動までが早いのが、松尾さんの長所だ。

「2015年11月27日から、最初は100日のつもりでスタートしました。始めることに対する迷いはなかったです。私は1年中いつでも服を買う生活だったからいつ始めても同じ、というのがあったけど、もしかしたら、この冬のセールが終わったらとか、キリよく新年度の4月から始めようって考える人もいるかもしれないですよね。それでも全然いいと思うんですけど、始めどきを少し先に設定しちゃうと、グタグタになって結局やらずに終わっちゃう気がしません? このチャレンジのいいところは、決意さえあれば準備はいらないし、お金もかからないこと。得るものは多く、失うものは何もない。もし1年間続けることになれば、それこそいつ始めても同じ。だったら、思い立った日に始めるのがいちばんいいのかな、と個人的には思います」

 1年間洋服を買わないチャレンジの基本ルールは、【1年間ファッション誌を買わない・1年間洋服を買わない・毎日コーディネートを記録】の3つ。そこに、松尾さんなりに続けやすくするルールの足し算・引き算をして、まずは100日間チャレンジを開始!

「ダイエットでも、食事制限を厳しくしてストイックにやろうとすると、失敗するじゃないですか。そうならないために、自分なりの逃げ道を作っておくのは大事です。私の場合だと、まず3つのルールのうち、自宅アトリエで絵を描いている時間も長いので、毎日のコーディネートを写真に撮るのはあまり意味がないような気がしてやめておきました。そこに独自ルールとして、靴もバッグも買えないとなったら、余計に買いたい気持ちが募ると思ったから、洋服以外のファッション小物と下着を買うのはOKにして、トークショーなど人前に出るときの衣装もOKというルールにしました」

 逃げ道は、自分のいちばん好きなもの、または、絶対に必要なものをOKにすると、チャレンジが続けやすくなるというのが、松尾さんからのアドバイス。

「例えば、アクセサリーが好きなら2カ月に1回とか、100日達成のご褒美にジュエリーを1つ買うとか。小さい子どもがいてTシャツの消耗が早いなら、Tシャツだけは買っていいルールにしたり。シーズンごとにカジュアルウエアの買い足しはいくらまではOKとかね。人前に出る仕事だったら、2カ月に1回だけワンピースを買うというのでもいいし。洋服を買わないチャレンジなのに買っちゃうの? と思うかもしれないけど、たとえ100日間だとしても、これまでのようにダラダラと目的なく買うのをやめるだけで、気づくことがいっぱいあるんですよ」

ソックス類もこのケースに入るだけ。丸めて仕切りの中に個別に収納するので、何があるかが一目でわかるのも便利。

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2018.01.13(土)
文=今富夕起
撮影=平松市聖

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