塩湖ではフラミンゴに
歴史あるモスクでは猫に遭遇

塩湖には子供連れの観光客が遊びに来ていた。

 ラルナカの市街地の南西、ラルナカ国際空港の近くに塩湖がある。キプロスにはいくつか塩湖があるが、国内で2番目に大きな塩湖がこちら。面積は2.2平方キロだ。地図には Salt Lakeとしか記載がなく、とくに固有の名前はない。塩湖の自然環境は、1997年からキプロスの法律で保護されている。

数は少なかったが、フラミンゴに会うことができた。

 ここは、毎年11~3月頃に数千羽ものフラミンゴがやってくることで知られている。取材時にもフラミンゴが湖で羽根を休めていた。数は多くなかったし、遠かったけれど、雪を頂いた遠くの山々とのコントラストが美しかった。

なんと、湖畔にフラミンゴの顔ハメ看板が!
対岸には歴史あるモスク、ハラ・スルタン・テケが見える。

 その後は湖の畔にあるモスク、ハラ・スルタン・テケへ。7世紀に創立され、18世紀に現在の建物が造られたモスクで、この地で亡くなった預言者ムハンマドの乳母、ウム・ハラムのために霊廟が建てられた。

ハラ・スルタン・テケは、キプロスでもっとも重要なモスク。

 このモスクはキプロスのイスラム教徒にとって重要な巡礼地で、サウジアラビアのメッカ、メディナ、エルサレムのアル・アクサの次に位置づけられている。また、ここでは新石器時代の遺跡も発見されたという。

左:モスクの中には赤いじゅうたんが敷き詰めてあり、猫が1匹座っていた。奥の部屋にウム・ハラムの墓がある。
右:モスクの入り口にいた猫。くつろいでいたところに私たちが通りかかったので、寝起きで不機嫌そう。

【取材協力】
キプロス政府観光局

http://www.visitcyprus.com/

カタール航空
http://www.qatarairways.com/jp

日本旅行業協会
https://www.jata-net.or.jp/

キプロス・インフォメーションサービス
http://www.cyprus-info.jp/

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航150回超・70カ国超、海外スパ取材250軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)は4刷で、台湾・中国にて翻訳出版、第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』も中国で出版された。『ファーストクラスで世界一周(仮題)』近日刊行予定。
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