美しく進化したビジネスクラス

B777-200ERのビジネスクラスは、通路を挟んで少しずつずらした2-2-2の配置。写真提供:KLMオランダ航空

 KLMオランダ航空のビジネスクラスにはオランダデザインが凝縮されていて、インテリアもシートもとびきり美しい。

 コーポレートカラーの鮮やかなブルーの色使いも素敵だけれど、プライバシースクリーンやグラスを置くカクテルテーブルにさり気なくあしらわれたデザインも楽しい。オランダを代表するデザイナー、ヘラ・ヨンゲリウスの才能が居心地のいいリビングのような空間を演出している。

プライバシースクリーンや枕にも細やかなデザインが配されている。写真提供:KLMオランダ航空

 成田からデイリーで飛んでいるB777-200ERは、横に2-2-2の並び。プライバシー確保のために通路を挟んだ隣の席をずらしてある。そのため縦の列は、左と中央のブロックに各6列、右のブロックに5列となり、全34席。ギャレーを挟んで後の席のみ横の並びはフラットだが、ここは横の並びが1列だけで前後に仕切りがありプライベート感が確保されている。細やかな配慮が嬉しい。

 シートをフルフラットにするとベッド長は業界最長クラスの205センチ、ベッド幅は65センチと寝返りも打てる余裕の広さ。ぐっすり休むことができる。

マルセル・ワンダースのテーブルウェアはホテルオークラ アムステルダムの和食レストラン「山里」のシェフ、富川正則氏監修の和食にもぴったり。写真提供:KLMオランダ航空

 ビジネスクラスの機内食にはホテルオークラが監修した和食が搭載されている。マルセル・ワンダースがデザインしたテーブルウェアは、洋食だけでなく和食も引き立てる美しさだ。

それぞれのミニチュアハウスは実在の家をかたどっている。

 アメニティは、以前の記事でも取り上げている。ファッションデザイナーのヤン・タミニュが手がけたポーチはフライト後も使いたくなるデザイン。

 ビジネスクラスに搭乗すると、オランダの伝統的な家をかたどったデルフトブルーのミニチュアハウスを1つもらえる。98種類あるこのミニチュアハウスは、次も同社のフライトに乗りたくさせるアイテムだ。

左:関空発B787-9のビジネスクラスは通路と反対側に傾いたヘリンボーン式の配置で1-2-1。
右:B787-9では通路が視界に入りづらいのでプライベート感が増している。

 関空から週6便のフライトには、B787-9の機材が採用されている。こちらは通路と反対側に斜めに配置されたヘリンボーン式の配置。実は今回の取材では、この機材に乗りたくて往路は羽田から関空経由でこちらのフライトに乗った。遠回りしても乗ってみたくなる美しいデザインだ。

アムステルダムのビジネスクラスラウンジもオランダデザインでスタイリッシュ。

【取材協力】
オランダ政府観光局

http://www.hollandflanders.jp/

KLMオランダ航空
http://www.klm.co.jp/

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航150回超・70カ国超、海外スパ取材250軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)は4刷で、台湾・中国にて翻訳出版、第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』も中国で出版された。『ファーストクラスで世界一周(仮題)』近日刊行予定。
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