プチプラコスメ・ザ・ベスト2017(8)
毛穴悩みを一蹴する優秀下地がこれ！

#08
修正アプリ級に毛穴を
ごまかしてくれる優秀下地

 こんにちは、プチプラ美です。前回に続き、2017年のマイベスト・プチプラコスメを発表！

 スマホの発達で、いつでもどこでも写真が撮れちゃうこのご時世。毛穴が気になるときは修正アプリでちょちょいのちょい……な世の中でもありますが、この化粧下地があればナマで見たときも毛穴レス。頼りにしまくっている、良き相棒です。

毛穴が1日中消えていてくれる頼もしさ
◆フォトレディ プライマー

 その昔、元祖スーパーモデルのリンダ・エヴァンジェリスタがドキュメンタリー映画の中でカメラに向かって言ってました。「寄らないでよ、毛穴が写るじゃない！」。正確にこう言ったかどうかはさておき、そうです、スーパーモデルですら気にする、隠したい存在、それが毛穴。

 私個人は元々乾燥肌のため、30代に入る頃までは、いわゆる「毛穴の目立ち」が気になったことはほぼなかったのですが、それ以降は鼻とその周辺の頬は毛穴がハッキリ見えるように……。汚れが溜まれば黒くポツポツ見えるし、頬の方は皮脂が多すぎるわけではないけどたるみが作用して毛穴がつながる、なだれ毛穴っぽくなってきてるし……鬱。

 ですが！ そんな悩みを一掃してくれるのが、このレブロンの下地なのです。

色ムラ補正タイプの04、ピーチカラー。フォトレディ プライマー 04 1,500円／レブロン

 “毛穴レス下地”としてすでに有名で、大人気のアイテムなのですが、2017年秋にそれまであった2色に加え、04 ポア リデューシング プライマーというピーチカラーが追加になり、計3色に。中身はムース状で、毛穴カバー系のものとしては伸びもよくて塗りやすい。

 そして塗ると、美肌アプリでソフトフォーカスをかけたかのように、本当に毛穴が消える！

 ひと塗りでフロストマットな質感の肌に見えて、表面もサラサラ。それが長時間続きます。上からパウダーやファンデを重ねれば、毛穴の存在を一日忘れていられる。

 ただ、04のみ“皮脂吸収設計”になっているので、テカリ防止効果もかなり高いけれど、乾燥肌や目元、頬骨より外側のそんなにオイリーでない部分、などには避けた方がいいかもしれません。顔中心部の皮脂分泌が多い部分、毛穴が目立つ部分に使う分には、文句ナシ。黄味強めの肌色や暗めの肌色には、他2色より04のピーチカラーの方が肌色になじみやすいので、この色が発売されて感謝です。

 また、製品の特性上ソフトマットな仕上がりになるので、いわゆる“ツヤ肌”を作りたい場合はマッチしないのでご注意を。もちろんファンデやパウダーでツヤを足すことは可能。

左から：ベビーピンクの01、ラベンダーカラーの02。フォトレディ プライマー 01、02 各1,500円／レブロン

 毛穴カバー下地というと、毛穴にシリコン系のものを埋め込んで凸凹をならす、というタイプが多く、時間がたつとどうしてもヨレてきて、場合によってはカスのようなものが出る、ということもあるのですが、コレは長時間経ってもそれがない。

 仕組みとしては、独自の“フォトクロマチック色素”というもので、光を屈折・反射・拡散させて、毛穴や色ムラなどをカバーしているから、だそうなのですが、それだけではないような……と思うほどのカバー力。

 肌に毛穴が存在する以上、そして大切な役目を果たしている以上、その存在を否定してはいけないはずなのですが、でもやっぱり肉眼でハッキリたくさん見えると認めたくない！ それが毛穴ですね。クレンジングや角質ケアコスメなどのパッケージに「毛穴」「ポア」の2文字が多いのも、それだけ気にしている人が多いからこそ。

 写真なら簡単に加工できる時代になったけど、ナマで見た時にも出来るだけ毛穴レス、の肌に見せるために、すでに手放せない一品です。

2017.12.22(金)
文・構成＝斎藤真知子