伝統の焼き菓子がいろいろ

皿の外(左から):「クグロフ」ホール(10cm) 1360円、「ガトーバスク」ホール(9cm) 1,000円。
皿の中(左から時計回りに):「イチジク」175円、「チーズ(ベリー)」240円、「ガレット・ブルトンヌ」175円、「マロン」170円。

 まず目についたのが、フランスの古典菓子。山本さんは、それぞれに独自のアレンジを加えているのだそう。味のバリエーションがあるのもうれしい。

 ブルターニュ地方の伝統菓子「ガレット・ブルトンヌ」は、サックリした食感。バターと塩がきいています。

 バスク地方の「ガトーバスク」の中には、ラム酒がきいたカスタードクリームがたっぷり。南大東島産のラム酒が口の中でほんのり香ります。

 「クグロフ」は、アルザス地方のお菓子。「イチジク」は、セミドライのイチジクのプチプチ感が楽しい。南大東島産のラム酒を使い、渋皮煮がたっぷり入った「マロン」、チーズクリームとベリーが入った「チーズ」も、クセになる味わいです。

手前から時計回りに「和栗のシフォンケーキ」250円、「シナモンキャラメルシフォンケーキ」200円、「グリーンレモンのシフォンケーキ」230円。

 新鮮な卵をたっぷり使って、ふわふわなのにしっかり弾力があるシフォンケーキも種類色々。

 「シナモンキャラメル」は、シナモン生地とほろ苦くて甘いキャラメルのマーブル。個性的な風味に魅せられます。

 「グリーンレモン」は、青いレモンの香りと酸味が広がって、さわやか。

 「和栗」は、和栗ペーストを加えた生地に国産栗の渋皮煮が入った贅沢な味わい。秋・冬の定番で、人気のシフォンだとか。

左から時計回りに「紅瑞宝のタルト」(季節限定)、「くるみのキャラメルタルト」「マロンパイ」各290円。

 大きな国産栗の渋皮煮が丸ごと1個入った「マロンパイ」は、パイ生地の軽やかさも印象的。

 「くるみのキャラメルタルト」は、ローストしたくるみにキャラメルを絡め、ラム酒をきかせたアーモンドクリームと一緒にタルト生地に詰めて、じっくり焼き上げてあります。コーヒーはもちろん、お酒にも合いそう。

 「紅瑞宝のタルト」は、大粒のブドウを使った季節限定のみずみずしい一品。タルト生地の軽やかな食感がいい。

 「リンゴを1個丸ごとバターソテーして生地に入れた『リンゴのカトル・カール』も、季節限定で作ります」と山本さん。

 季節のフレッシュフルーツを使ったお菓子が次々に登場するのも、aco'sの魅力です。

2017.11.26(日)
文・撮影=そおだよおこ