ベルリンの新国立美術館でゲルハルト・リヒターの個展が開催されている。

「ゲルハルト・リヒター:パノラマ」と題された今回の展覧会はリヒターの満80歳を記念(2月9日が誕生日)するもので、ロンドンのテート・モダンとパリのポンピドゥー・センターの協力による大回顧展だ。

写真的なリアリズムはリヒター絵画の魅力のひとつ

「21世紀のピカソ」とも評されるリヒターは、存命中の現代アーティストのなかで最も重要な作家のひとりだ。

 2007年にはケルン大聖堂に彼のステンドグラスが完成。世界遺産にも登録されているゴシック様式の大聖堂に現代美術家のアブストラクトなステンドグラスという組み合わせが大きな反響を呼んだ。

 今回の回顧展は約130点の絵画と5点の彫刻で構成され、1960年代から今日までの歩みを大きく5つのセクションに分けて紹介している。

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2012.03.31(土)