ビール大国・チェコの知られざるワインは
リーズナブルなのに高級な味わい！

手に入りづらいチェコワイン
首都プラハでもこんな場所で！

 チェコ滞在中にモラヴィア地方を訪れることができればいいのですが、なにしろ首都プラハからの距離は約250キロ。ワイナリーでのテイスティングやお買いものができない人は、実はプラハでも入手可能なんです。

 市内中心部にあるワイン専門店「ツェラリウス(Cellarius)」では、今回ご紹介した2つのワインメーカーの製品を取り扱っています。ほかにも、ふつうのショップやスーパーには置いていないような、さまざまな国内外ワインを販売しています。

左：「ツェラリウス」のワインコレクションの素晴らしさは、各国のワイン好きたちも納得。
右：ルッツェルナ・パッサージのシンボル、聖ヴァーツラフの逆さ騎馬像。

 チェコの第一守護聖人である聖ヴァーツラフの逆さ騎馬像があることでも有名な「ルッツェルナ・パッサージ(Lucerna Passage)」内にありますので、騎馬像を眺めながらグラスワインもいいでしょう。

 また、市内中心部には、昨今チェコワインを手軽に楽しめる「ヴィノテカ(Vinoteka)」とか「ヴィナールナ(Vinárna)」と呼ばれるワインバーが急増しており、グラス1杯から気軽に楽しめます。

 たとえば「ヴィノグラフ(Vinograf)」は、250種類以上のチェコワインを飲めるワインバー。お酒だけでなく料理もちゃんと用意しているので、お腹がすいていても大丈夫です。

プラハ市内中心部をはじめとして全3店舗ある「ヴィノグラフ」。

店内のワインセレクションがとにかくすごい！

 よ～く注意して見回してみると、チェコ名物のビール居酒屋「ホスポダ(HOSPODA)」に負けず劣らず、ワインバーがある街・プラハなのでした。レアなチェコワイン、ぜひチェコをご訪問の際はお試しを！

文・撮影＝クレメントゆみ子