華やかな錦絵の第一人者
鈴木晴信の名品

鈴木春信《見立玉虫 屋島の合戦》中判錦絵2枚続のうち左 明和3~4年(1766~67)頃 Bequest of Miss Ellen Starkey Bates, 28.195 Photograph (C)2017 Museum of Fine Arts, Boston

 江戸時代に発展した浮世絵は、18世紀の半ばに多色摺版画の技術が確立して、錦絵と呼ばれる華やかな作品を生み出せるようになった。その頃に第一人者として活躍したのが鈴木春信。色彩を効果的に配して洗練された画風で江戸の名所や評判娘を題材に取り入れ庶民的な人気も得た。

 今回は世界最高峰のコレクションを誇るボストン美術館から運ばれてきた、春信作品と同時代絵師作品約150点が観られる。

『ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信』
会場 千葉市美術館(千葉・千葉市)
会期 2017年9月6日(水)~10月23日(月)
料金 一般1,200円(税込)ほか
電話番号 043-221-2311
http://www.ccma-net.jp/

山内宏泰(やまうち ひろやす)
ライター。著書に『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)ほか。「写真を読む夜」「文学ワイン会 本の音」などの催しも主宰。新刊に『文学とワイン』(青幻舎)。
https://twitter.com/reading_photo

Column

山内宏泰のこの1枚に会いたい!

美術、写真、文芸その他について執筆するライター、山内宏泰さんがナビゲート。いま見逃せない美術展をテーマに沿ってご紹介する、アートの“ななめ歩き”の提案です。

 

2017.09.23(土)
文=山内宏泰

CREA 2017年10月号
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この記事の掲載号

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