ニュージーランドの
過去・現在・未来を感じる国立博物館

デザイン性にあふれた外観の国立博物館。

 “テ・パパ”とは“宝物館”という意味。ニュージーランドで唯一の国立博物館である「テ・パパ・トンガレワ」はラムトン港のウォーターフロントに立つ、ウエリントンのアイコン。ニュージーランドの過去・現在・未来をイメージした建物は、国際的なコンテストでの受賞歴もある。

 展示は6つのフロアからなり、太平洋を渡ってきた先祖たちの足跡や国土、自然についてなど、インタラクティブに知ることができる。

古代のマオリの集会場をモダンにアレンジした展示。

 たとえば、先住民族のマオリたちが築いた集会場は、梁は背骨、柱は足、扉は口、窓は目など、建物の各パーツが人間の身体の部位を意味し、先祖の記憶をみごとなカービングとして残している。古代の建物にも様式があり、美しい装飾で彩った先人たちは、生来のアーティストといえそうだ。

Museum of New Zealand Te Papa Tongarewa
(国立博物館 テ・パパ・トンガレワ)

所在地 55 Cable Street, Wellington
電話番号 04-381-7000
開館時間 10:00~18:00
入館料 無料(マオリハイライトツアー20NZドル/カウンターで要予約)
http://www.tepapa.govt.nz/

【取材協力】
ニュージーランド政府観光局

http://www.newzealand.com/jp/

ニュージーランド航空
https://www.airnewzealand.jp/

古関千恵子 (こせき ちえこ)
リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/