甘くないお菓子もあります!

上より「うずまきえび」1袋180円、「シチリアの香り」1袋230円、「パルメザンチーズクッキー」1袋200円。

 甘くないお菓子も見つけました。

 「うずまきえび」は、ザクザクした食感で、広島県産さくらえびがたっぷり。エビの香ばしさを昆布茶の旨味が引き立てています。

 「シチリアの香り」は、オリーブ、アンチョビの深いコク。ほのかにレモンが香ります。

 「パルメザンチーズクッキー」はキャラウェイと黒コショウがアクセント。

 どれも塩味が効いていて、お酒と好相性。お酒が進みます。

「郡上八幡・田中茶舗さんのほうじ茶 焼きメレンゲ」1袋200円、「ハーファーフロッケン」1袋180円、「ココナッツまかろん」1袋180円。

 おやつにつまみたい気軽なお菓子もあります。

 「郡上八幡・田中茶舗さんのほうじ茶 焼きメレンゲ」は、卵白でできたメレンゲ。香ばしいほうじ茶の香りが口いっぱいに広がります。チャイと合わせたい。

 「ハーファーフロッケン」は、オートミール入り。ザクザクした食感が楽しい。

 「ココナッツまかろん」は、丸く焼かれ、しっかりした歯触り。ココナッツの風味が広がります。

「種子島きび砂糖パイ」2枚180円、「オクセンアウゲ」2個90円。

 ドイツでは「豚の耳」と呼ばれるお菓子にも、珠洲の塩を効かせ、甘味は、種子島のきび砂糖という古井さんのオリジナリティがプラスされています。その名も「種子島きび砂糖パイ」。ドイツ菓子らしい「オクセンアウゲ」も、サクッとした歯触りで食べやすい。

 日本の四季やイベントに合わせたアイシングクッキーも得意な古井さん。ドイツでクリスマスに飾る「レープクーヘン」も色々作る予定だそう。

アイシングクッキーの夏バージョン。
秋にはこんなかわいいアイシングクッキーが登場。左側の上から、コウモリ、カボチャ、ネコはハロウィンの時期に。

 秋には、加賀野菜・五郎島金時を使ったパウンドケーキやスイートポテト、自家製の雪割り人参パウダーの甘味を生かした「キャロットケーキ」も販売。

 「冬には、リンツァートルテなど、スパイスを使ったドイツらしいお菓子を作りたくなるんです」とにっこり。シュトーレンは、ドライフルーツ入りのものだけでなく、マジパン入りやアーモンドシュトーレンが登場します。

 ドイツと日本の良さを焼き菓子で伝えてくれる、楽しいお店。

焼き菓子の里
所在地 大阪市東淀川区菅原4-10-35
電話番号 06–6648-8357
https://www.facebook.com/yakigashinosato/

宗田洋子(そおだ よおこ)
ライター。神戸生まれの神戸育ち。神戸を離れたことがない神戸っ子。ライター歴30年以上で、関西の雑誌の取材だけでなく全国誌でも関西取材を手がけ、老舗から新店まで回ったお店は数知れず。移り変わる街を見続けてきた。食いしん坊で飲んべえ。

Column

そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行

生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。

2017.09.24(日)
文・撮影=そおだよおこ