後志の豊かな風土が育んだ
北海道産ワインで乾杯!

 日本屈指のぶどう産地であり、ワインの銘醸地としても注目の集まる後志エリア。話題のワイナリーを訪ねてみよう!

街角に佇む可愛いワイナリー

◆[小樽]オサ ワイナリー

オサ ワイナリーでは現在、白を主体に年間約9000本を生産。テイスティング 1杯463円、ボトル 2,500円~。

 築約100年の石蔵を改装し、若き醸造家の長 直樹さん・真子さんが立ち上げた小さなワイナリー。醸造所2階にはショップとテイスティングバーがあるので気軽に立ち寄りたい。

左:小樽運河からほど近い一角にある石蔵ワイナリー。
右:角打ち感覚でワインを楽しめるテイスティングバー。

 昨年から小樽市内でぶどう栽培も開始し、来年には最初の収穫を予定している。今後のワイン造りにも注目だ。

醸造所にて、長 直樹さんと真子さん。

オサ ワイナリー
所在地 北海道小樽市色内1-6-4
電話番号 0134-61-1955
営業時間 13:00~19:00
定休日 日~水曜
http://osawinery.com/
※9~10月は仕込みのため、バーは休業、ショップは不定休

日本一美しい夢のワイナリー

◆[余市]オチガビ

左:地下の貯蔵庫で静かに出荷の時を待つワイン。
右:「キュヴェ・カベルネ2016」4,000円(左)、「シャルドネ・スパークリング」2,593円(中)、「ミュスカテラー2016」3,000円(右)。

 ぶどう畑に囲まれた素敵なワイナリー・レストラン。16歳で料理の世界に入り、名門ホテルで研鑽を重ねた若き実力派、泊谷智史シェフによる北海道の旬の旨味とワインのマリアージュを堪能できる。優雅な庭でのテイスティングなども可能だ。

左:後志の美味がたっぷりの前菜“余市の塩水うに、泊村の帆立と伊達産カリフラワーのムース”。
右:7,500円のコースの一皿。赤身の旨味が濃ゆい“富良野産和牛のサーロインとホワイトアスパラガス、自家製ズッキーニなど”。
ワイナリーの前に広がるぶどう畑。
とびきりの海の幸を味わえるのも後志のいいところ。“積丹の平目のフォンブランソース、自家製ベーコンとドライトマト”。
ゆったりとしたダイニングルーム。

撮影=杉山節夫、福知彰子
構成・文=矢野詔次郎
地図作成=シーマップ
協力=北海道観光振興機構