お土産にぴったりなご当地ラスク

 まずは、地元・奈良県産の米飴と柿の葉茶を使ったものと、お隣・京都らしい「抹茶」と「七味」。どれもご当地ラスクとして、お土産にしたくなる。

奈良&京都にちなんだラスク。左上から時計回りに「柿の葉茶」「抹茶」「七味」「御門米飴」。

 ビタミン豊富な柿の葉を使った「柿の葉茶」は、独特の青み。細く焼いたパンを輪切りにしていて、軽くつまむのにぴったり。

 「抹茶」は、抹茶の風味が豊かで、贅沢な味わい。「七味」は、錦市場の「ぢんとら」の七味がピリリ。山椒が効いていて京都らしい風味です。

 「御門米飴」は、奈良町の「砂糖傳 増尾商店」が扱う米飴を使い、そのまろやかでコクのある甘さを生かした食べやすいラスク。

プレミアムラスク。左より「大人のチョコ」「黒胡麻きなこ」「プレミアムチーズ」。

 パンを1センチ角以下に小さく丁寧にカットした「プレミアムラスク」は、濃厚な味が楽しめる、隠れた人気シリーズ。

 「大人のチョコ」は、ブラックココア入りの食パンを小さくカットして生チョコをかけた、リッチな逸品。濃厚なチョコの風味です。

 「黒胡麻きなこ」は、ゴマときなこの香ばしさが際立ちます。グラノーラ感覚でヨーグルトに混ぜてもいい。

 「プレミアムチーズ」は、エダムチーズを使った濃厚なチーズ味。軽やかな食感なので、サラダのトッピングなど、いろんなお料理にプラスしてみたい。

 小さいサイズに揃えてパンをカットするのは、なかなかたいへんな作業なのだとか。

オンリーワンのパンで。左上より時計回りで「ライ麦」「とんがり」「くちどけ」「みたらし」。

 1種類のパンから1種類だけが作られる、そんなオンリーワンなラスクがあるのがおもしろい。特別なラスクを作るために、それぞれのパンを焼いているともいえそう。

 「ライ麦」は、ライ麦パンを5ミリにスライス。ガリッと噛むと、ライ麦独特の香りが広がります。

 「とんがり」は、元はクロワッサン。サクサクとした軽い食感で、優しい甘さ。

 「くちどけ」は、元はメロンパン。「夢飛行」のメロンパンはパネトーネ生地で、特徴のあるふんわりした食感。それをカットして焼いてラスクに仕立てたもの。口に入れて噛むとすうっと溶けてしまい、何とも不思議。今まで食べたことのない食感のラスクです。

 「みたらし」は、トラディショナルを5ミリ厚にして、甘塩っぱいみたらし風に味付け。どこか懐かしい風味です。

2017.08.27(日)
文・撮影=そおだよおこ