川沿いに4棟の建物が並ぶ
かわいいオーベルジュ

川に面した「オーベルジュ・ドゥ・ペシュール」の客室棟。煙突がかわいい。

 「オーベルジュ・ドゥ・ペシュール」は、レイエ川沿いにある宿泊施設付きのレストラン。メイン棟と3棟の客室棟から成る。どの建物もシント・マルテンス・ラーテムらしい佇まいで、客室の造りがすべて異なることが特徴。古い建物を使いながらも、スタイリッシュなインテリアのセンスがすこぶるいい。

メイン棟から道路を隔てた上にある客室棟。それぞれに趣があってかわいい。
メイン棟とレストラン。2階には客室もある。

 客室数は32室のみというこぢんまりとした規模ながら、レストランが充実しているのがオーベルジュ。夕食は館内のレストランでいただくことに。広いテラス席もあったけれど、モダンなインテリアの屋内のテーブルを選んだ。

 ここでは、2007年からこのレストランで腕をふるってきたシェフ、デニス・デ・レウ氏が、季節の食材を使った様々な料理を提供している。

左:夕食ではお待ちかねのベルギービールを。
右:小エビのコロッケ。コロッケの中に入っているだけでなく、付け合わせにも小エビがあしらわれていた。

 この日にいただいたのは、小海老のコロッケ、鶏とホワイト&グリーンアスパラガスの、グリンピースと小イモ添えトリュフソース。傍らにはもちろんベルギービール。

 そして、デザートはベルギーで人気のダム・ブランシュ。バニラアイスに温かいチョコレートをかけて仕上げる。

左:鶏とホワイト&グリーンアスパラガスの、グリンピースと小イモ添えトリュフソース。
右:チョコレートで知られるベルギーの名物デザート、ダム・ブランシュ。

 たらふく食べるときの安心感はオーベルジュならでは。幸せがたっぷり詰まったお腹をさすりながら(笑)、自分の客室に帰って心地よい眠りについたのだった。朝食もとびきり美味しかったことを付け加えておく。

建物の外観はクラシックだけれど、客室のインテリアはスタイリッシュ。
バスルームはバスタブもあって広々としている。

Auberge du Pécheur
(オーベルジュ・ドゥ・ペシュール)

所在地 Pontstraat 41, 9831 Deurle, Sint-Martens-Latem
電話番号 09-282-31-44
http://www.auberge-du-pecheur.be/

【取材協力】
ベルギー・フランダース政府観光局

http://www.hollandflanders.jp/

KLMオランダ航空
http://www.klm.co.jp/

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航150回超・70カ国超、海外スパ取材250軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)は4刷で、台湾・中国にて翻訳出版、第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』も中国で出版された。『ファーストクラスで世界一周(仮題)』2017年秋刊行予定。
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