ヨーロッパ最大級のクルーズ会社、MSCクルーズの13隻目にあたる新造船MSCメラビリアが2017年6月に誕生。イタリア、マルタ、スペイン、フランスと地中海をめぐる7泊8日のクルーズの旅を提供しています。

 1週間滞在する部屋で、荷解きを済ませた前回。さあ、いよいよ楽しい洋上ライフのはじまりです。

Day #02
一日中どこかで楽しいことが起こってる!
50近くのイベントで洋上ライフを満喫

 今日は終日航海で、一日海の上で過ごします。そんな日も、船の上では自由に参加できるさまざまなアクティビティが開催されていて、休む間もないくらいなのです。

大海原で、ズンバのレッスン! ほかではできない体験です。

 まずは、毎晩キャビンに届けられる翌日の船内新聞をチェック! ここには、翌日の天気予報、日昇時刻と日没時刻、次の寄港地の情報、船内情報に加えて、アクティビティ・スケジュールやレストランほか各施設のオープン時間などが明記されていて、船上生活に必要な情報がすべて詰まっています。

毎晩キャビンに届けられる船内新聞を見れば、明日の天気から寄港地、レストランやショップのオープン時間、アクティビティの予定などもすべてわかります。MSCメラビリアには、日本語版の船内新聞もあり。

 アクティビティやショーの予定が記されたデイリープログラムには、朝の9時台から夜中の12時近くまで、50近くの催し物がずらりと並んでいます。

 そのなかから、今回は、プールサイドで行われるズンバのクラスに参加。午前中のさわやかな海の風を受けながら、思いっきり身体を動かして、気分はすっかりリフレッシュ。国籍の違いや言葉を超えてほかのゲストとの交流もあり、船内での知り合いが増えて、船の上がさらに居心地のよい場所になったのでした。

食べたいものがいっぱい
レストランはどこを選ぶ?

 旅の最大の楽しみのひとつが食。クルーズ中のメイン・レストランとビュッフェ・レストランでの食事は、すべてクルーズ料金に含まれていて(飲み物はパッケージにより別料金)、好きなものを好きなだけ食べることができるのです。ここでは、船上の毎日の食事について、少しご紹介しましょう。

ロリーブ・ドレーのインテリア。壁に掛かっている絵もカーペットも、「金のオリーブ」がテーマです。
メイン・レストランでのディナーの一例。その土地の産物や調理法も取り入れられていて、毎晩メニューを開くのが楽しみです。

 MSCメラビリアのメイン・レストランは、デッキ5のWaves(ウェイブズ)・レストランとデッキ6のPanorama(パノラマ)・レストラン、そしてともに「金のオリーブ」を意味するL'Olive Dorée(ロリーブ・ドレー)&L'Olivo d'Oro(ロリーボ・ドーロ)の4つ。

 これらメイン・レストランのメニューは共通ですが、それぞれ異なるコンセプトのインテリアが楽しめます。

ウェイブズ・レストランのインテリア。赤と黒の波が印象的です。
ウェイブズ・レストランでは、朝食とランチをいただきました。ランチには焼きうどんも。

 地中海料理を中心に世界の味が並ぶディナー・メニューは日替わりで、スターターは2~5種類から、メインを3~5種類から選ぶことができます。もちろんベジタリアンにも対応。

 その日のメニューに合わせたワインが用意されているほか、100種類以上のボトルワインと20種類以上のグラスワインのなかから好みのものを選ぶことも可能です。

パノラマ・レストランでは、名前の通りパノラミックな海を眺めながら食事が楽しめます。(C)MSCクルーズ
パノラマ・レストランでのディナーの一例。前菜から、パスタ、メイン、デザートまで全4コースでお腹も満足。

 これらのメイン・レストランのほかに、デッキ15にあるのが3550平米の巨大なマーケットプレイス・ビュッフェです。

ビュッフェ・レストランには、さまざまな料理がずらりと並んでいます。朝食から夕食まで、すべてここで済ませることも可能です。
食べたいものを少しずつ。ビュッフェなら野菜不足も補えます。
エスニック料理のコーナーもあります。
ビュッフェ・レストランには、洋上初のモッツァレッラチーズの製造機が。ガラス越しに製造風景を見学できます。
生地の薄い絶品ピザは、ランチタイムに最適です。

 こちらは朝6時半からオープン。朝食からディナーまでありとあらゆる食を提供しています。好きなものを好きなだけ、好きな時間に食べられるのが魅力。炒飯やビーフン、白飯が用意されている日もあり、和食が恋しくなった時にはありがたい存在です。

2017.07.21(金)
文・撮影=安田和代