石津文子のカンヌ追っかけ日記2017

石津文子のカンヌ追っかけ日記2017

セレブのみならず警察犬も大集合!
2017年のカンヌ国際映画祭は厳戒態勢

イーストウッドもキムタクも降臨!

審査員の顔ぶれも豪華。左からウィル・スミス、ジェシカ・チャステイン、審査員長のペドロ・アルモドバル、ファン・ビンビン、パオロ・ソレンティーノ、パク・チャヌク、マーレン・アデ、ガブリエル・ヤレド、アニエス・ジャウィ。

 ようこそ、カンヌへ!

 1946年にはじまり、今年で70回目を迎えたカンヌ国際映画祭(70周年でないのは、中止された年があるため)。例年、カンヌは5月の第2水曜日から12日間行われるのだが、今年は大統領選挙の影響で1週ずれ、第3水曜の5月17日から開催された。

 いやあ、1週ずれただけでこんなに違うかね、と思うくらいの暑さ。ほとんど雨も降らず、もう南仏カンヌは真夏だった。記念の年だけあって、クリント・イーストウッドやニコール・キッドマン、カトリーヌ・ドヌーヴ、日本からは木村拓哉ら豪華映画人やセレブが多数集まったのだが、集まったのはスターだけじゃない。今年は警察犬も集まった!

ここから先はドラマ「刑事犬カール」の主題歌「走れ風のように」(木之内みどり)をBGMに読むことをおすすめしたい。おそらくカールと同じジャーマン・シェパードらしき警察犬が会場のあちこちに。

 一昨年のパリ、昨年夏のニースをはじめ多発するテロ事件の影響を受け、ここ数年、カンヌも警備を強めているのだが、今年は警察犬たちが大量導入されたのだ。

 今年は空港さながらの金属探知機ゲートや荷物チェックがあり、会場パレ・デ・フェスティバルに入るにも、レッドカーペットを歩くにも一苦労なのだが、そのときも御犬さまに荷物を嗅がれる。危険物(石油や火薬類などの爆発物)の匂いを嗅ぎ回り、お仕事をしているワンちゃんをはじめ、会場内外のいたるところで警察犬がパトロールしていた。

 暑いカンヌで警察犬ががんばっている姿を見ると、思わず「カール!」と呼びかけたくなるマダムアヤコは、もちろん昭和の子である(お菓子のカールが東京で食べられなくなるかもというニュースとは直接関係ありません)。

御年87歳のクリント・イーストウッドは、相変わらず男前! 左は米ワーナー・ブラザースCEOのケヴィン・ツジハラ、右は『許されざる者』で顔を切られる娼婦役を演じたアンナ・トムソン。

 警察犬がとくに活躍したのは、まさにクリント・イーストウッドが舞台挨拶を行った5月20日の夕方。御年87歳のイーストウッド御大は、傑作『許されざる者』の25周年フル4K版上映ということで、映画祭会場、パレ・デ・フェスティバルにやってきた。

 上映は映画祭会場では2番目に広いドビュッシー・シアターで行われ、1000人以上の観客が大喝采をする中、「25周年だなんて、まったく言われるまで気づかなかったよ。まだ5年くらいのような気がする」とイーストウッドは飄々と挨拶。

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2017.07.02(日)

文・撮影=石津文子

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