チョコソースのステーキ!?
奥深いグアナファトの伝統料理

 ケーブルカーで折り返し、再び街の中心部へ。地元の老舗レストラン「Casa Valadez」で、グアナファト伝統の味にトライ!

ウチワサボテンをエビ、玉ねぎ、たっぷりのチーズと石鍋で煮込んだ「モルカヘテ」。グアナファト風チーズフォンデュといった感じで、クセになりそうな濃厚な味わい。トルティーヤで巻いて食べても美味。
スパイシーなカカオソース「モーレ」のかかった肉厚ステーキ。各家庭にオリジナルレシピがあるという、メキシコのお袋の味。デミグラスソースにビターチョコを足したような深い味わいが特徴で、赤ワインに良く合う一品。
ラム酒が効いたメキシコの卵酒「ロンポペ」を使った大人のショコラケーキ。甘すぎず、お腹いっぱいでも食べられてしまう別腹スイーツ。

 メキシコ人は、日常の食事の中でも特に昼食を大事にしており、ゆっくり2~3時間かけてランチタイムを楽しむ。たとえ仕事の合間だったとしても、お酒を片手に、デザートまでしっかりと。時間を気にせず、今を謳歌する陽気な国民性に、羨望の念を禁じえない。

Casa Valadez
(カサ・バラデス)

https://www.facebook.com/CasaValadezRestaurante

2017.07.08(土)
文・撮影=中山理佐