入館料はたったの10パタカ(=約140円)!

マカオ・ジャイアントパンダ・パビリオンのユニークな建物。

 マカオ・ジャイアントパンダ・パビリオンはドーム型の屋根を備えた立派な施設。建築面積は約3000平米で、このうちパンダの展示施設となるのが、330平米の室内活動ゾーン2つと、600平米の室外活動ゾーン。いずれも自然光が入る広々した空間で、パンダの生息地となる中国の山岳地帯の環境を再現したものになっています。暑い夏場はエアコンの効いた室内活動ゾーンでの展示が中心となります。

 入場システムは独特で、チケットは毎正時から1時間有効、1日6回の入替制を採用しています。館内に最大1時間滞在できるので、じっくりとパンダの動きを観察することができます。

 また、写真やビデオ撮影も自由(ただし、フラッシュ撮影は厳禁です!)とあって、記念撮影も存分に楽しめるのも嬉しいところ。見学スペースとパンダの展示ゾーンは上部でつながっているので、うっかりはしゃいで大きな声を出さないよう気をつけてください。

マカオ・ジャイアントパンダ・パビリオンの室内活動ゾーン。

 これだけ充実していながら、入館料はたったの10パタカ=約140円(12歳以下及び65歳以上は無料)というのも驚きです。チケット売場と同じ建物内にあるグッズコーナーでも、良心的な価格設定の商品が多く揃います。

無料の動植物園コーナーも

石排灣郊野公園内にある薬用植物園。

 石排灣郊野公園は、マカオ・ジャイアントパンダ・パビリオン以外のエリアは全て入場無料。レッサーパンダ、ダチョウ、フラミンゴ、シカ、数種類のサルなどの動物園コーナーのほか、漢方薬の原料となる植物を多数見ることができる薬用植物園や、自然と農業がテーマの土地・自然博物館といった見どころがあります。

マカオ・ジャイアントパンダ・パビリオン(澳門大熊貓館)
所在地 路環石排灣大馬路石排灣郊野公園内
開館時間 10:00~13:00/14:00~17:00
休館日 月曜(※祝日の場合は、翌日休館)
料金 10パタカ(12歳以下及び65歳以上は無料)
※チケットは毎正時から1時間有効。1日6回の入替制(途中入館、退館可)。
アクセス 公共路線バス「石排灣郊野公園」バス停下車、徒歩約3分
http://www.macaupanda.org.mo/

勝部悠人(かつべ ゆうじん)
大学時代にポルトガル語を専攻。大学卒業後、日本の出版社に入社し、旅行・レジャー分野を中心にムック本の編集を担当したほか、香港・マカオ駐在を経験。2012年にマカオで独立起業し、邦字ニュースメディア「マカオ新聞」を立ち上げ、現地最新トピックを日本市場に向け毎日発信している。
マカオ新聞 http://www.macaushimbun.com/

Column

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世界の12都市から、何が旬で何が起きているかをリポートするこのコーナー。
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文・撮影=勝部悠人(マカオ新聞)