vol.02 MIKIMOTO (ミキモト)
ネックレス「LES PÉTALES DE GINZA」

ペンダント「LES PÉTALES DE GINZA」(PG×ダイヤモンド) 480,000円/ミキモト、ドレス 40,000円/nanushka(ウィム ガゼット 青山店) ※PG=ピンクゴールド

 ジュエリーは高額なものなので、たくさん買えるわけではありませんよね。最近は、何通りかにスタイルを変えられるのを売りにする商品も多くありますが、○wayとうたっていなくても、自分なりにジュエリーをどう楽しむかという発想力は、すごく大事だなと思います。

 このミキモトのネックレスは、少し長めの全長約70センチなので、ロングネックレスとしてはもちろん、チョーカーのようにつけてみたらどうだろうと思い、アレンジしてみました。背中に垂らしてみても新鮮ですし、くるくるっと巻いてブレスレットにしてもいいかもしれません。

 熟練の職人技を駆使して作られたミキモトだから、大胆なアレンジをしても、どこかノーブルで優雅。せっかく買ったジュエリーだからこそ、「こんなつけ方どうかな」と色々試して、毎日のコーディネートに取り入れてほしいと思います。

銀座の街に舞う桜のペタル(花弁)をモチーフにしたチャームは、立体的な曲線をダイヤモンドが縁取っており優雅。地金そのものも丁寧に磨き込まれているので、吸い込まれるような美しさ。アジャスターがついているので、長さも自在に変えることができる。

伊藤美佐季(いとう みさき)
ジュエリーディレクター、スタイリスト。フィレンツェに遊学、帰国後スタイリストに。つける人の個性を活かしたスタイリングは、女性誌のほか多くの女優からも支持が厚い。ジュエリーに関する講演などでも活躍。

Column

伊藤美佐季のSource of yourself

ジュエリーディレクターの伊藤美佐季さんが指南する、大人のためのジュエリーの選び方と、つけ方のエッセンスを連載でお届けします。

2017.06.01(木)
styling=Misaki Ito
photographs=Masami Naruo(SEPT)
make-up=Tomohiro Muramatsu(SEPT)
hair=Kota Suizu(SEPT)
text=Miwako Yuzawa

CREA 2017年6月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

東京ひとりガイド。

CREA 2017年6月号

世界で一番楽しい街は東京でした。
東京ひとりガイド。

定価780円