具体的に「スゴいハワイ」を探してみた

 毎年、年末の恒例行事となっている「ホノルルマラソン」は日本からの多くの参加者でにぎわうが、近年注目されているのがトライアスロンへのエントリー。スイム・バイク・ラン。ここでは、屈強なマッチョたちが競い合う“アイアンマン”のレースとはやや異なる。

 2017年はすでに応募は締め切られたが、「ホノルルトライアスロン」は初心者も安心して参加できるレースだ。時間制限がなく、コースは比較的フラットなので自分のペースでゴールを目指すことができる。リレーやキッズレースも行われ、日本語対応も充実しており初心者でも不安は少ない。ヨガやフラといった他の参加者と歩幅を合わせるアクティビティもいいが、究極のレースが生まれた地で自分の限界にストイックに挑戦してみたい。

 また、日本国内に約60万人いるといわれるスキューバダイバーにとって、ダイビングポイントとしてのオアフの“穏やかすぎる海”はやや物足りなさは否めない。ここでは「ノースショア・シャーク・アドベンチャーズ」を紹介したい。

 オアフの北、ハレイワからクルーザーで約15分の沖に出て、水中に沈めた巨大なケージ(檻)の中からサメを見るというものだが、ワイキキでウミガメを眺めるのとでは緊張感が違う。ハワイには約40種のサメが生息しているが、ここではガラパゴスシャークやサンドバーシャークといったサメたちの“歓迎”を受け、運がよければ大型のタイガーシャークやジンベイザメ、冬にはクジラにも出会える可能性がある。

 ちなみに、ここはハワイ大学の海洋生物科のサメの生態研究に協力をしておりハワイでも折り紙つきのツアーである。

2017.05.11(木)